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植木屋リトルの日々奮闘記

植木屋として独立してからの日々を綴っています。植木屋に興味のある方、独立を考えている方に少しでも参考になれば幸いです。

個人邸の剪定(青葉区)

2014年05月04日 | 日記
一昨日と昨日2日間かけて青葉区内の個人邸で剪定をしてきました。
作業前はこんな感じ。

そしてこれが二日目の朝の様子です。ほぼ終わってるように見えますが主庭部分の掃除と敷地を3面囲んでいるサザンカの生垣はまだ終わっていません。

この写真を見て「奥から3本目の木、もっと切ってもいいんじゃない?」って気づいた方、鋭いですね~
この木はナツツバキなんですが、夏場の日差しにあまり強くないのでこの時期にスカスカに剪定してしまうと幹が日焼けして枯れてしまうことがあるんです。それで葉を少し多めに残した剪定をしています。
だから基本的には落葉樹は冬場の休眠期に手を入れてあげるのがいいんです。剪定はどうしても木にダメージを与えてしまうので、極力そのダメージを少なくしてあげたいところ。
逆に常緑樹は冬場に強く剪定してしまうと寒さで枝枯れを起こすことがあるので要注意。

樹木の葉は何のためにあるのかを考えて、その木の特性を頭に入れながら手を入れてやる必要があるんです。光合成をして養分を作り出すのが葉の機能ですが、忘れられがちなのが幹に直射日光が当たるのを防いでいるという点。
夏の日差しの中で人間が一日裸で立ってたら真っ赤に日焼けして大変なことになりますよね。それは植木だって同じこと。植木は夏の間、ずっと直射日光に晒され続けているんです。人間と違って木は動くことができないから、過酷な環境に置かれると樹木によっては幹焼けを起こして枯れてしまいます。そうならないように葉が日傘の役割を果たして幹を守っているんですね~

植木の手入れをするには、樹木に応じた剪定の適期を知っておく必要があります。その上で今の時期にはどのような手の入れ方をするか、お客様の希望とすり合わせをしながら作業を進めていかなきゃいけない。ただ伸びた木を切ればいいってもんじゃないんです

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