夢か現実?

2016-03-18 10:04:16 | 霊性
母の夢を見た。

亡くなった母から電話がかかってくる。
最初は夕方。
何かの会合に出ているという母が愚痴を言うのを聞く。
私は亡くなった母からの電話に驚きはするのだけれど、
こういうこともあるよね?という感じで、怖いとかは思わない。
夜になって、夫もいる時にまた電話がかかる。
私は、また母からだと思いながら、「何で液晶で気付かなかったんだろう」と思う。
電話は途中で通信状態が悪くなって、雑音ばかりになったので、
私は「お母さん!お母さん!!」と声に出すが、電話はそのまま切れる。
この私の声を聞いて、初めて夫が不審そうな目を向ける。
その後、私は着信履歴を確認しようとするのだが、
液晶画面には、バクったように、ゲームか何かの映像が映し出されるばかりで操作できない。

思いがけない内容の夢を、はっきり覚えている状態で目覚めた時、
私は、その夢が何を意味するのかを考えるようにしている。
母は、私に何を伝えたかったのだろう?

まず思ったのは、Mくんのこと。
私は、今度Mくんと話す機会があったら、あることを伝えようと思っていた。
それを言うと面倒くさいことになるからやめなさいということだったのかな?
でも、途中でそれは単に私の願望であるということに気がついた。

次に思ったのが、私はある場所に行こうと思っていたこと。
その場所のことの方が、母には関係がある。
それをやめろということか?
でも、私がそこに行ったからといって、何をするわけでもなく、何も起こらない。
だから、私は母に反対されても行くだろう。

そして、昨日の私のあまりに怠惰な生活を見るに見かねてのことだったのかな?と思う。

それとも、母は、単に私に母の死をもっと悲しんでほしいのだろうか?と思った。
もちろん、母が亡くなったことは悲しかったし、
母に早く死んでほしいなどと思っていたわけでは決してないのだけれど。
私は、晩年の母をかわいそうに思うところがあって。
呆けてきた母が、いろいろ失敗を重ねた時期があって、その時に、
「私は長く生き過ぎた」と言ったことがあった。
娘なら、「そんなこと言わないで、長生きしてちょうだい」とか、
「生きててくれるだけでいいよ」とか言うべきだったんだろうが、
元々長生きはしたくないと思っていた私は、
私だって、こんな状態で生きていたいとは思わないだろうなと思ってしまって何も言えなかった。

死んでしまった母を羨ましく思うところもあったし。
それに、母はとてもいい死に方をしたと思う。
私たちに、それなりの親孝行らしきものをさせてくれる機会を作ってくれたし、
私たちに、それほどの負担をかけることもなく亡くなった。
私もそんな死に方ができればいいと思う。
ただし、母よりも、もう少し若いうちに死にたいと思うけれど。

だから、単に「悲しい」と言うよりも、「良かったね」に近いような、そんな思いがある。
でも、本当はそれは私の「きれい事」と言うか、「こじつけ」で、
私はただの「薄情な娘」なのかもしれないとも思う。
母は、そんな私のことを見抜いていて、夢に現れたのかもしれない。

私は、眠っている時に見る夢にとても興味があって、夢日記をつけていたこともある。
目が覚めた時に、忘れてしまっている夢を呼び覚ますコツもちょっとだけ知っている。
でも、それをするには結構エネルギーがいるので、あまりやらない。
あまりやらないと言うか、目覚めた時にそれを意識していないと無理なので、
夢に執着している時しかできない。

眠って夢を見ている時の私も、目が覚めている時の私も、同じ私である。
本当の私と言うか、魂の私?私の本質?そんな私にとっては、
夢の中のことも、目覚めている時と同じように現実なのだという。
そんなことが、なんとなくわかるような、
いや、「わかる」とまでは言えないけれど、
そんな私の存在を信じている、信じたいという、最近の私である。

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