雰囲気

2016-10-06 16:49:37 | 生い立ち・家族
そうか。ちょっとわかったぞ。

「お前なんか生まれてこなければ良かった」とか、
「お前は悪い子だ」とか、
そう言われると、人はACになるのだそうだけど、

私の場合は、
「長い髪は似合わない」とか、
「フリルのついたかわいい服は似合わない」とか、
そう言われたことで、コンプレックスを持ってしまったのだろう。

もちろん、母に悪意が無かったことはわかっている。
母は、娘の長い髪をかわいらしく結ったり、かわいいドレスを選んだりするには、
余裕もなかったし、好みでもなかったのだろう。
ピアノの発表会の時には、かわいいワンピースを手作りしてくれた。
本当は、母だって、私たちのためにかわいい服を作りたかったのだと思う。
私は充分に愛されて育ったのだと思う。

成長して、自分の意志で髪を伸ばしたり、
自分のお金でかわいい服を買ったりしていたのに、
そのコンプレックスは癒されなかったのかなあ?

どうして、若い頃に、私は充分に魅力的だということを、
自分で理解できなかったのだろう?

私には、独特の雰囲気があるらしい。
山田くんに何度も言われた。
「雰囲気独特でした」。
何十年ぶりかで会った後、最初にくれた言葉は、
「雰囲気、昔のまま!!」

この前、Mくんにも言われた。
「雰囲気ですぐわかりました」。

どんな雰囲気だろう?

私って、人の雰囲気感じたことあるだろうか?
うーん…。
ああ、あるある。
話しかけ辛い雰囲気とか?
華やかな雰囲気とか?
そういうのだよね!!

私はどうなんだろう?
うちとけにくい人と、思われてる気はするけど…。
山田くんや、Mくんが言うのは、そんなんじゃない気がする。
やっぱり、何考えてるかわからない人だろうか?
確かに、Mくんにしてみれば、
私は最初の頃、どうしてもMくんと親子ほど歳が離れていると思えなくて、
まるで年上の人と接しているように感じていたから、
私の雰囲気は、同世代の女性とはちょっと違っていたのかもしれない。
でも、遠目に見て私だとわかる雰囲気ってのは…?
そうか。やっぱり、歳のわりにチャラチャラしてるってことかな?

ようやく、私のコンプレックスも癒されてきたんじゃないかと思える今日この頃。

love love love

2016-10-06 10:28:25 | あれこれ
親友のMちゃんは、今は二人で暮らしている娘さんと、ドラマばかり見ているそうだ。
ブルーレイのデッキの中が、まだ見ていないドラマでいっぱいになっていて、
次のドラマを予約するのに、何を消すかで悩んでいるそうだ。

思えば、私も結婚する前はドラマばかり見ていた。
女3人の家族で。
女性はドラマが好きなのだろう。
母はいつもドラマを見ながら、ソファでうとうとしていた。
私も、どうしてドラマを見ていると眠くなるんだろう?と、
ベッドの中では寝付きが悪いのに、ソファではうとうとしていた。

夫は、ニュースと天気予報と、あと旅番組とグルメ番組?
そんなものしか見ようとしなかった。
最初、共稼ぎの頃は、私もあまりドラマを見ている余裕はなかった。
夫の帰りが遅かった日に、たまたまついているテレビから始まったドラマを、
結構おもしろいなと思って見ていたら、
翌週には、夫がいて、あれこれ用事を頼まれるので、落ち着いて見ることができず、
そんなこんなを繰り返しているうちに、ドラマは見なくなった。

仕事を辞めてから、NHKの朝ドラだけは見ていた。
NHKの朝ドラって、主婦のステイタスシンボル?のようなもので、
私は、朝ドラを見る生活に憧れているようなところがあった。
NHKの朝ドラって、ものすごくいい話ばかりなんだろうと、何でかわからないけれど信じていた。
でも、実際見始めると、そうでもないんだなと現実に直面したりもした。(笑)

流行り唄にも疎くなった。
テレビで歌番組が姿を消したという時代背景もあったのだろうが、
子供が小さかった頃の一時期に流行ったものは、ドラマも、歌も、私はほとんど知らない。

子供が成長して、アニメの主題歌から歌謡曲(と言っていいのかろうか?)を聴くようになり、
若い子の間で話題のドラマを見たがるようになる。
その頃から私も少しずつドラマや世間で流行っている音楽がわかるようになってきた。

今は夕方のテレビ番組は、民放でもほとんどワイドショー的な報道番組が並んでいるが、
ちょっと前までは、どこの局でもドラマの再放送をしていたと思う。
私は、常にではないが、この枠でドラマを見ていた。
話題のドラマは、再放送で見ればいいんだなと思うようになった。
この枠だと、続きを見るのに1週間待つ必要もない。
先が気になる私には、1クールが2週間くらいで終わってしまう再放送は、
ちょうといいとも思えた。
『東京恋物語』も、再放送で見た。
ふーん、こういう話だったんだ、と思った。

一番印象に残っているドラマは…、
哀しいことにタイトルが出てこない。
ドリカムのloveloveloveが主題歌の、ほら、あれだよ!
トヨエツと常盤貴子さんの、あれ!
お話も良かったけれど、やっぱり、多分、主題歌が良かったんだろうなと思う。
ドリカムは、それまで名前しか知らないアーティストだった。
初めてloveloveloveを聴いて、惹き込まれた。
私は、歌は繰り返し聴いているうちに好きになるタイプなので、こんなことは珍しい。
何てストレートに愛を表現しているのだろうと思った。

最近CMで流れているね。
車のCMだったかな?イントロが中心のやつ。
イントロがまたいいね!流れてくるとじわ~っとくるね!

今もドラマはあまり見ない。
予告とかを見て、見たいなーと思うと見ることもある。
娘が見ているドラマを一緒になって見てしまうこともある。
娘も最近は、あまりドラマを見る余裕がないみたいだけれど。
でも、実際毎週見たいドラマがあると、夜が短いのである。
まあ、時間を持て余している私だから、いいと言えばいいのだけれど…。
いつものように、ダラ~っとしながら、のんびりと夕飯の片づけを済ませ、
さあ、お風呂に入ろうかと思う頃に、あっ!と思ってドラマの日だと思い出す。
そうすると、お風呂に入る時間が遅くなる。
当然寝る時間も遅くなる。
だから、あまりドラマは見ないようにしている。

Mちゃんは言う。
「ドラマで疑似体験して、いろいろ勉強するのよ!」
なるほど。
でもまあ…。
元々、人とはズレたところのある私だから、
面白いと思えるドラマにも、なかなか出逢えないような気もする。

つながり

2016-10-06 08:54:31 | ストロベリークォーツ
前に書いたことの繰り返しになるが…。

私がMくんにさよならを言いに行った日から、
(さよならを言いに行ったわけではないが、結果的に)
Ⅹデーに再会するまで、2ヵ月もたっていた。
2ヵ月もたったなんて思えない。

そして、この2ヵ月で、気持ちがこんなに穏やかになれるなんて、想像できなかった。
今思えば、本当に恋をしていた日々は辛かったのである。
幸せな日もたくさんたくさんあったけれど、
そんな日でも…。

週に2回しか顔も見られない。
ドキドキして出かけて行っても、目も合わせられない日もあった。
私がMくんと同じ部屋にいられたのは、長くてもせいぜい1時間。
結果が良くても悪くても、その時間が終わった瞬間から、私は次に顔を見られる日を待つ生活。
他の場所で会えるなんて考えることもできないで、
いつもいつももどかしい思いをしていた。

そんな生活を続けていてはいけないと、神様が与えてくれた転機だったんだなと思う。
そして、私たちは、決して不倫のような関係を望んでいるのではないと、
そう確認するための時間をもらえたんだと思う。
もしも、Mくんも私のことを想ってくれていたとしたら、
あのままでは、お互いに実に危うい方向に進んでしまったかもしれない。
それは多分、2人とも望んでいたものではないような気がする。

この2ヵ月、もちろんものすごく辛い日々もあった。
母が亡くなったときには、必要以上に気を遣ってくれた人もいた。
でも、今回の私の辛さは人に理解を求められるものではないと感じた。

今も会えない日々は辛い。
今日の運勢がどんなに良くたって、Mくんとの間に何かが起こるなんてことは有り得ない。
それでもこんなに穏やかな気持ちでいられるのは…。
多分。
運命を信じていられるからだ。
また会えると思えるからだ。
今はまだよくわからないけれど、そのうちに何か私たちならではの方法で、
繋がりを保つことができる日がくると信じているからだ。

時には、本当にもうこれっきり会えないのかもしれないなと思うこともある。
それでも、今はまだ「また会える」という思いの方が強い。
今は、お互いに現実をきちんと見つめる時期なのだろうと思う。
きちんとグランディングができるようになったら、きっと新しい道が見えてくる。

首に下げたストロベリークォーツ。
どんな人間関係にもご利益があるというお守り。
待ち受け画面のハート型の雲。
それらが私に力をくれる。

未来のことがわからないと、恐怖や不安に襲われる。
そのとおりだ。
私には、未来ははっきりとは見えない。
でも、今はなんとなくではあるが感じている。
なんらかの形で、Mくんと繋がりの持てる未来を。