大切な友達へ

2016-04-09 10:50:30 | えりかさんとのこと
夢を見ていたわけじゃない。
時々、夢から目覚めたときにふと頭の中に浮かんでくる言葉があるのだけれど、
これは目覚めてからちゃんと考えて浮かんできた言葉。
でも、不思議。
まるで今見ていた夢の内容のように、その場で書き留めておかないと忘れてしまいそうだった。
それで、起き出してメモした。
でも、多分一つは思い出せなかった。
それは、私の大切な友達の一人、えりかさんへの言葉。

・ごめんなさい、私も自分を守らなければならない。
 でも、あなたも必至で自分を守ろうとしていることは伝わってきた。
・わからないことを追求することが、必ずしも解決に繋がるとは限らない。
・あなたにとっての真実と、私にとっての真実は違う。
・あなたが眠れない理由がよくわかった。
・あなたを変えようとは思わないけれど、私を巻き込まないでほしい。

もう一度眠ろうと目をつむったとき、イメージが浮かんだ。
大きな白くてもこもこした存在が、垣根を乗り越えて出て行った。
羊のような感じだが、羊にしては大きくて不恰好。
その正体は「夢」だと感じた。

えりかさんと5年半ぶりに電話で話した。
随分離れたところまで来ちゃったなと思った。
会えない間に思っていたのは、私たちは同じ方向を目指して別々の道を歩いているということだった。
限りなく平行線に近い道だけれど、ずっと先の方で道は交わっていると思っていた。
でも違った気がする。
ずっと逆の方向に向かって歩いていたんじゃないかと。

電話で最初にえりかさんは言った。
「あの時の電話のような切り方をされたら、私は今夜も眠れない」。
えりかさんは、「あの時」の私と「今」の私が変わっていないと思っていたのだろうか?
私は、「あの時」とは違う対応をしたけれど、
えりかさんは、今回の電話の切り方の方が良かったと思ったのだろうか?
えりかさんにはわかっているのだろうか?
「今の私」より「あの時の私」の方が、どれだけ彼女の心を思いやっていたかということが。

何だろう?
とても哀しいことだけれど、今回電話で話して、
私は、もうえりかさんとは一緒に歩けないと思った。
変わらずえりかさんに感謝はしているけれど、これ以上は無理だと思った。