2005年のロシアの "А КОГО БЫ ВЫ НАЗВАЛИ ЖЕНЩИНОЙ ГОДА?- 誰を今年の女性として名前を挙げますか?" の記事を見た。
ГЛЕВАДА-ЦЕНТР レヴァダ・センター(このサイトはロシアの各種調査、統計を発表している。 英語のメニューもあります。)が、2005年に選ばれたトップテンのロシア女性を発表していたので、 かいつまんで紹介しましょう。調査方法は、128の市町村で18才以上の1600人を対象にアンケートしたもの。
一位は10%の得票で、 Валентина Матвиенко ヴァレンティナ・ マトヴィエンコが選ばれた。1949年ウクライナ生まれ、 外交畑の経歴が長く、マルタ大使、 ギリシャ大使を経て現在サンクト・ペテルブルグの知事を努めています。サンクト・ペテルブルグは、 ロシア連邦の北西連邦管区に属するレニングラード州の州都ですが、行政的にサンクト・ ペテルブルグ自体は連邦特別市として州から独立しています。故に、 Губернатор(知事)がおります。
二位は6%の得票で、Алла Пугачева アラ・ プガチョヴァが選ばれています。1949年生まれの彼女はロシアで最も有名な歌手、 日本人にたとえるなら美空ひばりに匹敵する人、数々のヒット曲を出しています。 ” 百万本のバラ”は、日本でも知られている曲ですが、今ではロシアのクラッシックとなった彼女のヒット曲。
三位は4%の得票で Ирина хакамада イリーナ・ ハカマダが選ばれています。 日本人を父に持つ彼女は1955年生まれ、ロシアで著名かつ有能な政治家と称されてます。2004年の大統領選に、プーティンの対立候補として立候補したことは、日本でもよく知られています。 彼女については、より詳しく改めて投稿いたします。
ここ三年この三人で上位を分け合っています。男性のベストテンに比べて、政治家、 経済界人への投票が少ないのが目につきました。男性のトップは勿論、プーティン大統領で37%の得票でした。