北海道で西武ライオンズを応援する会

日ハムで盛り上がる北海道で、それでも西武ライオンズを愛するレオファンとともに戦うblog。負けた日は更新しません!

プロ野球テレビ中継論

2005年08月11日 21時21分30秒 | 西武ライオンズ
今日はうちの試合がないので、全然関係ないネタをひとり語ってみる。

昨今、「巨人戦のテレビ視聴率が下がって大変だ!」と大騒ぎ?になっておりますが、私はあえて問う。

巨人ファンの皆さん、
日テレの野球中継って面白いですか?


そもそも、日テレの野球中継の間違いの根本原因は「ラジオの野球中継の技法を(それも大げさに)テレビに取り入れた」ことにあると、私は思うのですよ。

ラジオなら、聴取者はアナウンサーの場面描写を基に、自分でグラウンドの映像、選手のプレイを思い浮かべる必要があるわけですから、「打ったー」とか「大きいーっ」といった多少のアナウンサーの誇張表現は許されるわけです。

しかし、テレビの場合、打球の行方、選手の守備が映像で見られるわけです。
ある打球が凡フライなのか、すばらしいホームランなのか、視聴者は一目瞭然に見分けられるのです。
まして、今はやりの大画面薄型テレビの画面から明らかに凡フライの映像と共に「打ったぁーーーーーおおきぃーーーーーー・・・レフトフラィ・・・」と日テレのアナウンサーが叫んでたら、お客さん引くでしょう?

野球中継を見る野球ファンがそれに求めるものはなにか。
それはあたかも自分が球場にいるかのように錯覚するほどの臨場感だと私は考えます。
だからこそ、NHK-BSでの野球中継の時は副音声で球場の生音のみを放送しているのです。
だって、自分の好きなチームの選手に対して、したり顔の解説者が難癖付けるのを聞いていて楽しい野球好きが世の中にいますかね?
少なくとも、私はJ-SPORTSで伊原さんにイチャモンつけられるのは嫌い。

臨場感ついでにいうと、いわゆる「ラッキーセブン」の映像をCMどころかサッカー中継のPRでつぶしてしまう某CS局にもかなり立腹な私。
おまえら、よくそれで高い金取ってるねぇ。

もいっちょおまけに、ホリエモンとフジテレビ、および「インターネットでテレビ映像配信で一儲け!ウヒョウヒョ!」という方々にアドバイス。
テレビやラジオを聞く楽しみって、単に番組の「本体(=コンテンツ)」だけじゃないと思うのよ。
たとえば、北海道出身の人が、東京に行って「あのCMが見られないとさみしいなぁ・・・」とか、「あのローカル番組の番宣が見たいなぁ」と思うときに、それをそぎ落とした「番組本体」だけ見せられてもつまらないのよ。
逆に、東京に住んでいた人が地方に行って「文化放送ライオンズナイターが聞きたいなぁ」というときには「中島裕之の今日もやったるで!」も聞きたかったりするわけよ。
著作権が絡み合ってめんどくさいのはわからないではないけれど、それを乗り越えて「あなたの出身地のラジオ局の放送を24時間ネットでノーカット・ノンストップ放送!」とかってやれば、お金払ってくれる人が沢山いると思うよ。

もうちょっと気合入れろよ放送業界。
放送とインターネットの融合って、単にやる気の問題だけだと私は思う。