マダムLinのほろ酔いトーク

映画と小説の日々

温泉は誰と行く?

2017-01-30 18:31:00 | Weblog
職場の同僚が、「あ〜温泉に行きたいなぁ」と言う。
「でも、娘は仕事が忙しくて付き合ってくれないんですよ」
「あら、ご主人と行けばいいじゃない」

彼女はわたしより一回りも若いが、お子さんたちは独立して夫婦ふたりの生活を送っている。

「主人と行くと、温泉はひとりで入らなくちゃならないですよね、それが嫌で」

え? ひとりで入るのが嫌なの?
同性の友人と行く温泉が、実はとても苦手なわたし、それは片時もひとりになれる時間がないからなのだ。
夫や恋人と行く温泉なら、入浴時だけはひとりになれる。その至福な時間がなければ、きっと蜜月旅行にも耐えられないだろう。

数年前、同性の友人と鳥取県の秘湯に出掛けた。
社交好きな彼女は温泉に浸かりながら同宿の人々と話し始める。
わたしにはない性格で羨ましいのだが、落ち着かないことこの上ない。
翌日は早起きして、ひとりゆっくり浸かろうと思った。
心配するといけないので、友人にも言っておく。
すると彼女は、わたしも行くから起こして、と言うではないか。

そして、またふたりで入った。
裸の付き合いをするほど親しいわけではなく、彼女がそれ程気さくな人だということ。

「せっかくカメラを持ってきたから、温泉の写真を撮ってから行くね」
と、先に部屋に戻ってもらった。

「遅かったね〜心配したのよ」と、部屋に戻るなり言われた。
「カメラで男湯の盗撮して捕まったのかと思ったよ〜」

この話を、先程の同僚にしたところ、思いもかけない質問が返ってきた。
「で、どうして遅くなったのですか?」

え? 話の流れから、ひとり湯を堪能していたってわからなかった?

そう、ひとりの時間が必要ないどころか、忌み嫌う人もいるのだ。
「盗撮疑惑」に気を揉んでいた友人も、きっとひとりが嫌で朝風呂にまで付き合おうとしたのだろう。

自分の思いだけで他人を推し量ってはいけない。
わかっているはずなのに、気付くと独りよがりのスパイラルに嵌っている。
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