だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

なぜ、登るのか?

2014-04-11 22:33:19 | 映画
K2は、中華人民共和国新疆ウイグル自治区と、パキスタンのギルギット・バルティスタン州との国境の山。カラコルム山脈に属するそう。標高8611m。エベレスト8848mに次ぐ世界第2位。

山の名前は、1856年英国統治時代のインド測量局が、カラコルム山系の測量を始めた時のこと。南方210キロから測量し、標高が高い山にカラコルムの頭文字Kと番号を付けました。

K1~K5まであり、K2以外は後に名前が変更になったのに対し、K2はそのまま残ったそう。ちなみにK2を舞台にした映画には、「K2/ハロルドとテイラー」(91)があります。

フランク・ロッダム監督、テイラー・ブルックスをマイケル・ビーン、ハロルド・ジェームソンをマット・クレイヴンが演じ、K2でオール・ロケしました。当時のマイケルは最高にカッコ良かった!

スティーヴン・レイ主演「ザ・ブレイク」(96)の監督、ロバート・ドーンヘルム最新作「K2 初登頂の真実」(12)は、K2初登頂を果たした男たちの物語です。

1954年、イタリア・ミラノのデジオ教授(ジュゼッペ・チェデルナ)は、最強のアルピニスト・チームを集結します。厳しいトレーニングの末、選ばれたのは12人の遠征隊。

その中に最年少ながら、強靭な足腰と精神力を持つ青年ボナッティ(マルコ・ボッチ)がいました。そして一行は、K2登頂を開始。待ち受けるのは嵐、雪崩、高山病などの困難。

やがて反発し合うチームも、徐々に結束力を強めていきました。最終的にデジオが登頂アタックのクライマーに選んだのは、コンパニョ―二(マッシモ・ポッジョ)でした。失意のボナッティ。

ところがコンパニョーニは、ボナッティに初登頂の偉業を奪われると危惧し、ボナッティと合流する予定地よりも遥かに高い位置にキャンプを設け、妨害を企てるのでした。果たして?

フィリップ・シュテルツェル監督「アイガー北壁」(08)など、なぜ苦しい思いをして、山に登るのか?山の映画を見るたびにそう思い、悲惨な思いで劇場を後にします。でも、見たい…。

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