中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

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【特別編】採択される「持続化補助金」の書き方について(5/11)

2019年08月15日 05時06分36秒 | 2019特別編_小規模事業者持続化補助金事業について
おはようございます!株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は、申請書に記載すべき8つの項目の中のまず一番目である「1.企業概要」について書きました。今日は二番目の「2.顧客ニーズと市場の動向」です。

この項目が仮説と必然性を結びつける重要な項目であるため、
私は8つの項目の中でこれが最も難しく時間がかかると思っています。

まず、以下の文章を読んでください。

この文章からは安価な有料駐車場が欲しい理由を感じたので、何を購入したいのかを申請書に確認すると、駐車場の看板を整備したいとあります。

であれば、本来はここには看板が欲しい理由を書くべきです。しかし、その理由が記載されていないので、話が流れなくなってしまうのです。

では、どのように考えるべきでしょうか?

経営戦略を学ぶとSWOT分析という手法がでてきます。内部環境を「強み (Strengths)」と「弱み (Weaknesses)」に、外部環境を「機会 (Opportunities)」と「脅威 (Threats)」 に分類していく手法ですが、「2.顧客のニーズと市場の動向」で求められる記載は、この中の「機会 (Opportunities)」と「脅威 (Threats)」です。補助金が欲しい理由を立地の背景等から間接的に記載する必要があります。

例えば、次のような文章はいかがでしょうか。



ガソリンスタンドを取り巻く経営環境は、自動車離れを筆頭に脅威が多いと言われていますが、その中でも、行楽の足はやはり「車」であるということを、あえて言いたいがために、このグラフを掲載しています。

さらに、市場の動向では、ガソリンスタンドは、今、廃業が増加しているが、東日本大震災でも見た通り、ガソリンスタンドはライフラインであることをグラフから伝えようとしています。

このように「2.顧客ニーズと市場の動向」では、仮説を設定し必然性を高めるために、都合の良い「機会 (Opportunities)」と「脅威 (Threats)」に関するグラフをネット等から情報収集し、グラフを中心に文書を展開していきます。

手順としては、申請書を書く前に、以下の内容をコピペしておき、この赤字の部分に沿った内容を書いていくと、ぶれない申請書が書けると思います。


今日のポイント
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 ・ここは補助金で導入したい機械や設備等の間接的な理由を書く項目である
 ・必然性が強くなる情報とグラフをネットから探し出そう!!
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~つづく~

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