紺青小鉢

ミニマムな和の空間で、日本の伝統文化を再発見

平山郁夫と文化財保護展

2011年01月27日 | 美術館・博物館
東京国立博物館で開催中の「仏教伝来の道 平山郁夫と文化財保護」展に行ってきました。はじめはこの展覧会に行くつもりはありませんでした。ネットでどんな展覧会か調べていたら、グッズ売場に仏教道具がいろいろあるという記事を読んで、それが目当てで来てしまいました。
まずは展覧会を鑑賞します...仏教伝来の道に沿った地域の文化財保護に関わった平山郁夫氏。ガンダーラの仏像やバーミヤンの壁画などの展示物が並べられています。パキスタンのスワートで出土した仏陀立像には、すっかり心を奪われてしまいました。
奈良の薬師寺に奉納された『大唐西域壁画』が展示されている特別展示室に足を踏み入れます。三蔵法師の仏法を願い求める精神を描いた大唐西域壁画は、朝日に照らされた長安の大雁塔に始まり、ヒマラヤ、アフガニスタン、終着地のインドに至る場面が描かれています。寒々しいほどの西方淨土須弥山。ベンチに座りながらバーミアン石窟を眺め、ナーランダの月に見送られながら会場を後にしました。
さて、お待ちかねのグッズ売場ですが、写経セットやらロウソクやら、びっくりするほど高い手彫りの印やら...自分的にはそんなにソソルものはありませんでした。ガンダーラの仏陀立像フィギュアなどあったなら、即買いでしょうけど...今回は絵はがき3枚のみ。
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