柱がない。

好きなことや気になることをぼちぼち書いてます。

リーホンのライブ評

2006-04-30 14:36:01 | 台湾・香港
最近はもっぱらブログ巡回がメインになってしまい
2ちゃんの方はすっかりご無沙汰してましたが、
久々に見たらリーホンスレがライブネタで荒れまくってましたねぇ。
名古屋・大阪公演は、リーホンのステージングがよろしくなかったとのこと。
私は東京公演のみで、席も2階席2列目ということで桟敷席気分で気楽に参戦。
2ちゃんに書いてあるようなことは全く気になりませんでしたが、
改善されたってことなんでしょうか。
しかしジェイとの比較は避けては通れないようで。
リーホンは何気にライブ批評もよくないですが(サーチナ・中国情報局)
両人共好きで両方観に行った立場からすると、
どちらもそれなりに楽しかったとしか言いようがないんですけどねぇ。
ジェイの方も結構失敗もあったので、
クオリティの面では完璧なライブだったとは思わなかったし
(しかもジェイの人柄が表れたって言うほど、彼は人格者なのか?)
リーホンの方もだから永遠に二番手なんだと言われるほど
悪いライブだったとは思わなかったし、
誰にでも好みはあるから好き嫌いは仕方ないですが、
なんでそんなにリーホンのライブがダメだったのかなぁ。
気づかなかったあたしってそうとう鈍感?
ま、2ちゃんはスルーが鉄則ですけどね。

「ブロークバック・マウンテン」その2

2006-04-27 22:15:21 | 映画
アン・リーは何が一番見せたかったのかと、
観終わった後も色々と考えてしまった。
古い時代故の同姓愛に対する差別、偏見に阻まれた
二人の男(とその妻)の結ばれない愛と悲劇。
自分の父親が犯してしまった罪が息子の身に降りかかるという因果応報。
それを劇的にではなく、美しい自然を舞台に淡々と描いていく。

やはりこの物語の中では、残念ながら登場人物の誰にも共感はできない。
これは男と男の同性愛者ではないと、成り立たない話だ。
ましてや憧れたり、単純に楽しめるような話でもない。
でも、同情を求めたのでもないと思う。
同じアン・リーの「アイスストーム」も全く救い様のない話だったが、
それでもこの家族達はこれからも傷つけ合いながらも
生き続けていくんだろうと予想することができる。
どこの家族も多かれ少なかれ、そんな闇は抱えている。
では、この話は・・・何なんだろう。
アン・リーは何を言いたかったんだろうか。
もう二度と幸せを掴むことはないであろうイネスは、
あの後どうやって生きていくのか。
それともあれがイネスの幸せの形?
いや、それも違うような・・・

うーん、こうやって考えさせることが
アン・リーの目指したことなのかもね。

「ブロークバック・マウンテン」その1

2006-04-27 01:09:35 | 映画
遅ればせながら観て来ました。
切ないながらも多少はハッピーな話とかなのかと思ってましたが、
救いようのない悲劇でした。
アン・リー節炸裂。
で、この後どうするのよ、と考えてしまう話でした。
主人公の二人は急激にそういう関係になってしまうので
どうも感情移入ができなかったのですが、
実際はこんな衝動的なものかもと一応納得。
山の中で女っ気もないし。
でも片方は完全にノン気だったのになぁ。
いきなりあんなにラブラブになっちゃうのかなぁ。
もう少し戸惑いながらも欲望が押さえられない、
みたいな感じがあると良かったような。
やっぱりそこの感情が理解できないと、
後のエピソードも客観的に観ちゃうと思うんだけど、どうなんでしょ。
二人の絡みがリアルっちゅうか生々しいので
男性陣にはちょっと厳しいかも。
あと、ベタなラストシーンがちょっと不満。
もう少し想像する余地が欲しかった。
比べるもんでもないとは思いますが、
私はブエノスアイレスの方が好きです。
でも映像も音楽も本当に美しかったです。
そしてジェイク・ギレンホールがいい!
前半(二人が若い時代)は心の中でずっとジェイクコールしっ放し!
40歳の老けメイクはややウケ。

ということでいい映画でしたが、
私的には何度でも観たい映画ではないかなって感じでした。
アン・リーの映画ってそういうところあるよね。
原作読んでみようかな。