カモのいろ色日記~今日は何色?

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映画「MINAMATA ミナマタ」

2021-10-26 | 映画

久々、ジョニー・デップの作品です

「MINAMATA ミナマタ」
ジョニーが演じるのは、実在のカメラマン、ユージン・スミス
1975年に発表された写真集「MINAMATA」の映画化と。
「MINAMATA」は、日本の公害病‘水俣病’を取材した写真集。
今回ジョニーは、プロデューサーとしても参加し、水俣病を通して、
世界各地で同じように環境被害で苦しむ人々の今をも映し出そうと。
 
お話は、1971年のニューヨーク
ユージン(ジョニー・デップ)は、報道カメラマンとして評価されながらも、
戦争体験から心に傷を抱え、酒に溺れ荒んだ生活を送っていた。
そこにアイリーン(美波)が、熊本県水俣市の惨状をユージンの写真の力で
世界に伝えて欲しいとやって来た。
ユージンとアイリーンは水俣を訪れ、人々の日常や抗議運動の様子を写真に収めていく。
チッソ工場が海にたれ流す有害物質、水銀によって、歩くことも話すことも出来ない子どもたちの姿があった。
ユージンの行動を目障りと感じる工場側からユージン自身も危険な反撃を受ける。
追いつめられたユージンは、水俣病に苦しむ人々の真の姿をカメラに撮らせてもらおうと。
初めはカメラに撮られることを嫌がっていた人たちも、ユージンの誠意にだんだんと心を開いていく。
日本が舞台なので日本の俳優さんも多く参加しています。
國村隼、真田広之、浅野忠信、加瀬亮など実力派の俳優陣!
「パイレーツオブカリビアン」でデイヴィジョーンズ役のビル・ナイも編集長役で出演。
 
重いテーマの作品ですが、途中で眠気も差さず見れました。
ジョニーは、今回も呑んだくれています。上手い!
ユージンになりきってます。
 
改めて公害について考えさせられ、世界各地で今も環境被害に苦しむ人々がいることを再認識させられた作品です。
 
私が子どもの頃は、公害問題は身近な問題だった気が…
隅田川の水上バスに乗ると、川は臭くゴミが浮いてたし。。
工場が多い川崎の空は、煙っているなあと。
それがいつの間にか、川も空もきれいになって~
自然にきれいになったわけではないでしょうが。
数十年は経ってますね・・
環境問題、地球に住む住人として考えていかねばならない問題ですね。