カモのいろ色日記~今日は何色?

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映画「ロング・ロングバケーション」

2018-02-08 | 映画
「ロング・ロングバケーション」観て来ました。
チラシのポップな感じに楽しそうな老夫婦のロードムービーかなと思い観に行ったら、
子どもたちに黙って、アルツハイマーの夫ジョン(ドナルド・サザーランド)と末期がんの妻エラ(ヘレン・ミレン)
2人でキャンピングカーで、夫の敬愛するフロリダ・キーウェストのヘミングウェイの家を目指し旅するお話。

見始めたて参ったなあ…と。。
映画「マリーゴールドホテルで会いましょう」みたいな元気な老人のお話と勝手に思い込んでいました。
最近、母の認知症が進んで困惑している最中。。
この作品を黙って行かれてしまった子どもの心境寄りでしか観られず、
当事者たちの思いをどこまで受け入れてあげられるか見終わって考えさせられました。
老親としては、私たちの好きにさせてという思いもあるんですよね…
映画の中でも、旅の中危ないってこともいろいろあって…
アルツハイマーの夫ジョンがキャンピングカーを運転して旅してることがもう大丈夫って感じですが、
妻エラはその助手席で気をつけてと言いつつ楽しそう〜
旅の途中、スライドて昔を振り返ってみたり…
とっても仲の良い夫婦であればこそ悲しい現実も…
妻の名前が出てこなかったり、目の前の妻を昔の不倫相手と思ってしまったり
旅の終わり…行き着いた先は。。
キーウェストの青い空と海が美しく〜

老いるという事は誰にも訪れる事だけど…
笑えて泣けてと書いてあったけど、笑えないし、泣けもしなかった…
良い作品ですが、身につまされてしまった感じです。。