カモのいろ色日記~今日は何色?

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映画「ミケランジェロ・プロジェクト」

2015-11-24 | 映画
先週観た作品です。
「ミケランジェロ・プロジェクト」
ジョージ・クルーニーが、監督、製作、脚本、主演
他に、マット・デイモンビル・マーレイケイト・ブランシェットなど実力派豪華俳優陣~

去年シネコンでチラシだけ見た時は、タイトルから、美術に関わるお話だろうなあと思い、
観たいと思っていましたが、その後上映されず…
今回近くのシネコンで上映されるというので、ちょっと期待

お話は、実話をもとに~
第二次大戦、終戦間際。
ナチスドイツ軍は、ヒトラーの命により侵攻したヨーロッパ各国から美術品を略奪
今日私たちが知ってる名作も多数
その中に、ミケランジェロの「聖母子像」も!
これら歴史的財産を奪還すべく、美術の専門家たち7人で特殊部隊“モニュメント・マン”を組織し、
奪われた美術品を捜索することに。
美術の専門家であっても戦争はど素人の面々・・・
観てるこちら側も、まだ残党がいそうな最前線を捜索するおじさん軍団にハラハラ

ヒトラーは、これら美術品を集め、自分の総統美術館を作る構想が。
でも戦争の敗北を悟ったヒトラーは、略奪した美術品を全て破壊する命令「ネロ指令」を発令!
果たして、破壊されるまでに見つけ出し、奪還できるのか

ナチスによって、美術品が焼かれるシーンもあり・・
戦争で失われてしまった名品も多数あるのだろうと、改めて思い知った感じです。。
そして、仲間たちの中には命を落とす者も…
人の命と美術品の価値は、比べるまでもないけれど、
命をかけて守ってくれた人々がいたからこそ、
今日、私たちがこれら美術品の数々を目にすることができるんですよね。。

倉庫の中に、たくさんの家財道具が山のように積み上げられたシーンがありましたが、
これらは、ナチス軍がユダヤ人から摂取したもの!
あまりの膨大な量に背すじが寒くなる思いが…

美術品を通して、戦争を考えさせられながらも、
重苦しい感じの作品ではなかったので、見易すかったかなと。

ただ、フランスから美術品が持ち去られれたり、あの美しいパリが…と思う気持ちに、
ちょうどパリのテロの後に観たこともあり、重苦しさが重なりました。。