曲学阿世:真実を追求し、虚実の世間に迎合するようなことはしたくない。

真実を曲解し不正な情報によって世間の人々にこびへつらい、世間にとり入れられるような、ことはしたくない。

共産党を含む野党共闘体制構築を目指す

2018年07月01日 16時42分28秒 | 政治経済、社会・哲学、ビジネス、

                                

 

                           「植草一秀の『知られざる真実』」

                                    2018/07/01

                   共産党を含む野党共闘体制構築を目指す

             第2075号

   ウェブで読む:http://foomii.com/00050/2018070114402846884
   EPUBダウンロード:http://foomii.com/00050-47392.epub
────────────────────────────────────
7月2日(月)午後8時から東アジア共同体研究所(EACI)主宰のUI
チャンネル・YOUTUBE生放送に出演させていただく。

https://www.youtube.com/channel/UC2RTNbsN9oFcePRl_b8jniw

「第254回UIチャンネル」放送になる。

同日深夜3時からは、FIFAワールドカップサッカー決勝トーナメント日本
対ベルギー戦が放送されるため、多くの人々が仮眠を取られるかもしれない
が、その前に、ぜひ、YOUTUBEの動画配信もご覧いただきたい。

UIチャンネルは従来、ニコニコ動画での配信が行われていたが、本年6月4
日からYOUTUBEでの配信に切り替えられた。

アーカイブ動画も視聴できるので、ぜひご利用賜りたい。

YOUTUBE配信の第1弾が鳩山友紀夫元首相と前川喜平前文部科学事務次
官による対談だった。

https://www.youtube.com/watch?v=0mk1l0ey1fI

6月6日に実施された「6.6オールジャパン総決起集会」に登壇された孫崎
享元外務省国際情報局長、山城博治沖縄平和運動センター議長が第252回、
第253回UIチャンネルに出演されている。

https://bit.ly/2JfYXeR

https://www.youtube.com/watch?v=xXGPCIF9BJ4

https://www.youtube.com/watch?v=c9w-NcSfnHE

UIチャンネルを主宰されている東アジア共同体研究所理事長の鳩山友紀夫元
首相はオールジャパン平和と共生の最高顧問をされており、オールジャパン総
決起集会では基調講演をされた。



7月2日放送は鳩山元首相と私との対談形式で行われる。

どのような放送内容になるのかはご覧いただいてからのお楽しみになるが、日
本政治が実質的に崩壊している現状を踏まえて、これをどう立て直すのかにつ
いての議論が中心になると思う。

2009年8月30日の衆議院議員総選挙を通じて政権交代が実現した。

鳩山由紀夫氏が代表を務めていた当時の民主党が300を超す議席を獲得して
政権を樹立した。

戦後史において実質的に初めて、民衆が民衆の意思によって、対米従属の政権
を倒して新しい政権を樹立したものである。

しかし、この新政権はわずか8ヵ月で破壊された。

その最大の理由は、この政権の革新性にあったのだと思われる。

米国・官僚・大資本による日本支配の基本構造そのものを打破しようとした政
権だった。

それ故に、この基本構造を死守しようとする勢力の死に物狂いの抵抗を招いた
のである。

彼らは文字通り、目的のためには手段を選ばぬ卑劣な方法を駆使した。

その結果として、この新政権はわずか8ヵ月で破壊されてしまったのである。



この政権交代から9年の時間が流れようとしている。

そして、2012年12月の第2次安倍内閣発足から6年の時間が流れようと
している。

この6年間に日本はすっかり変わり果ててしまった。

福島の事故がありながら、日本全国で原発再稼働が推進されている。

憲法が破壊され、日本は「戦争をする国」に改変されている。

経済政策の中心に「弱肉強食原理」が置かれて、圧倒的多数の国民が下流に押
し流されている。

この基本路線を日本の主権者がどのように評価しているか。

これが重要である。

原発推進・戦争推進・弱肉強食推進の政策路線に賛成する主権者はいるが、他
方に、それを上回る数の、反対する主権者がいると考えられる。

これが事実なら、日本政治の現状は正しいものと言えない。

主権者の意思に沿う政治を実現すること。

それは、米・官・業が支配する日本の政治構造を刷新することである。

その実現の方策を明らかにすることが求められている。



とうの昔に消滅していなければならないはずの安倍内閣が存続している根源
は、権力による刑事司法とメディアの不当支配にある。

これを裏で操っているのが、米国の支配者である。

米国を支配する勢力が日本をも支配している。

安倍内閣が存続しているのは、安倍内閣がこの支配者の支配下に位置している
からである。

刑事司法の不当支配は日本における「法の支配」を破壊している。

重大犯罪が存在するのに検察がこの重大犯罪を無罪放免にする。

その一方で、犯罪が存在しないにもかかわらず、権力にとって邪魔になる人物
が、無実であるのに犯罪者に仕立て上げられる。

そして、不正な権力の存続を支えているのが、権力に支配されたマスメディア
である。

多くの主権者がマスメディアの情報操作の餌食にされてしまっている。



政権を刷新するには選挙で多数議席を獲得することが必要である。

その選挙で多数議席を獲得するには、現行の選挙制度に応じた戦術の構築が必
要である。

すべての議席が比例代表で選出されるなら、党派別の議席構成は民意を反映す
るものになるだろう。

その議席決定を拘束名簿方式にすれば、民意をもっとも正確に反映する議席配
分が実現するだろう。

望ましい選挙制度のひとつのモデルにはなり得るだろう。

しかし、選挙制度変更には議会の議決が必要であり、現状でその実現可能性は
ない。

したがって、まずは、現行選挙制度の下での議席配分の「歪み」、「ねじれ」
を是正することを考える必要がある。



衆議院小選挙区や参議院1人区での勝利を得るには、野党陣営の候補者一本化
が必要である。

このことに異論はないだろう。

問題は、どのような候補者一本化を目指すのかである。

主権者が求める基本政策路線に大きな相違がないなら、政策路線が類似した二
つの巨大勢力が創設され、その二大勢力の間で政権交代が実現すれば、それで
問題はない。

自公と第二自公という二大勢力が形成されれば、それでよいということにな
る。

しかし、主権者が求める基本政策路線に大きな相違があるなら、その政策相違
を軸に二大勢力が形成される必要がある。

日本の現状は、この二つのどちらに該当するのか。

答えは明白である。

主権者の求める基本政策路線に決定的な対立があるのだ。



したがって、野党勢力を結集する際には、自公と対峙する基本政策路線を掲げ
る勢力の結集が必要になる。

ここに自公と類似した基本政策路線を掲げる勢力が混入すれば、野党結集がう
まく進まなくなる。

このことを踏まえた野党勢力の結集が必要なのである。

このなかで問題になるのが、旧民主党、旧民進党の一部勢力である。

その主張が多くの部分で自公と類似している。

そして、自公と類似する基本政策路線を掲げる勢力が主張していることが、

「共産党とは共闘できない」

なのだ。

その背景に存在するのが「御用組合連合」である。



したがって、自公と類似した基本政策路線を提示する「あいまい勢力」=「隠
れ与党勢力」を除去して、共産党を含む野党共闘体制を構築することが最重要
になる。

立憲民主党にその中核的な役割が期待されているが、その立憲民主党の行動が
あいまいである。

したがって、立憲民主党に代わる、共産党との共闘を推進する、新たな政治勢
力の樹立、結集が求められる。

その推進力として「オールジャパン平和と共生」が果たさねばならぬ役割が拡
大していると考える。

 

https://news.blogmura.com/ ←にほんブログ村 政治ブログに
クリックお願いします。(*_*)??Σ(・□・;)
 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿