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真実を曲解し不正な情報によって世間の人々にこびへつらい、世間にとり入れられるような、ことはしたくない。

権力にひれ伏す器の小さい者が国を亡ぼす

2019年01月09日 10時10分16秒 | 政治経済、社会・哲学、ビジネス、

                                

                      「植草一秀の『知られざる真実』」

                                     2019/01/08

               権力にひれ伏す器の小さい者が国を亡ぼす

             第2232号

   ウェブで読む:https://foomii.com/00050/2019010823460351110
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沖縄県は2月24日に県民投票を計画している。

辺野古米軍基地建設の是非を問う県民投票である。

ところが、一部自治体が県民投票に協力しないことを表明している。

安倍内閣の息のかかった自治体が、県民投票を妨害する行動を示している。

辺野古の美しい海を破壊して米軍基地を建設することの是非を、沖縄県民に問
う県民投票だ。

沖縄のことは沖縄の主権者が決める。

当たり前のことだ。

昨年9月に実施された沖縄県知事選で最大の争点になったのは辺野古米軍基地
建設の是非だった。

米軍基地建設反対を明示した玉城デニー候補が、辺野古基地建設容認とみられ
た佐喜眞淳候補に8万票の大差をつけて勝利した。

沖縄の主権者は辺野古に米軍基地を建設することに反対であることが改めて明
確になった。

そもそも、米軍は沖縄に新しい米軍基地建設を必要としていない。

極東の情勢が変化し、米軍の再編が進められている。

米海兵隊が沖縄に駐留する必要性は消滅しており、米国は辺野古に新しい米軍
基地を建設することを必要としない状況が生まれている。

このなかで、沖縄の主権者が辺野古に米軍基地を建設することを求めていない
のであるから、辺野古米軍基地建設は中止するべきだ。



沖縄県の玉城デニー知事は、昨年の知事選で、沖縄の主権者が辺野古に米軍基
地を建設することに反対であることを確認した。

このことを踏まえて、2月24日に県民投票の実施を計画している。

県民投票を実施すれば、辺野古米軍基地建設反対の県民意思が改めて確認され
ることになるだろう。

この結果が明らかだから、一部の自治体が県民投票実施を妨害している。

極めて幼稚な対応と言わざるを得ない。

基地建設を推進したいなら、堂々と県民投票を受けて立ち、基地建設賛成の論
陣を張ればいいではないか。

県民投票を実施すれば、基地建設反対の県民意思が改めて明確になるから、こ
れを認めなくないために県民投票を妨害する。

あまりにも卑屈な行動だ。

芸能人のウーマンラッシュアワーの村本大輔氏の主張が正論である。

辺野古米軍基地建設反対の県民意思が明示されることを恐れて県民投票を妨害
するというのは、卑屈極まりない対応である。

鳩山友紀夫元首相は、辺野古基地建設に回帰して首相を辞任したが、この判断
が誤りであったことを認めている。

外務省が虚偽の米国情報を鳩山首相に提示して鳩山首相は県外、国外移設を断
念したが、その根拠となった外務省情報が捏造されたものであったことが判明
している。

安倍首相は2014年に「来年(2015年)10月の引き上げを18カ月延
期し、そして18カ月後、さらに延期するのではないかといった声がありま
す。ふたたび延期することはない。ここで皆さんにはっきりとそう断言いたし
ます」と述べた。




ところが、2016年6月に、

「内需を腰折れさせかねない消費税率の引上げは延期すべきである。そう判断
いたしました」

「今回、『再延期する』という私の判断は、これまでのお約束とは異なる『新
しい判断』であります」

と述べて、消費税増税を再延期した。

鳩山首相が辺野古米軍基地建設に反対していることについて、鳩山政権が辺野
古米軍基地建設を決定したのではないかと批判する人々は、批判の前に、安倍
首相による消費税増税再延期の決定について論じるべきだ。

支持する安倍首相の方針変更は容認して、支持しない鳩山首相の方針変更だけ
を非難するのは、幼稚な対応である。

タレントのローラさんが、辺野古米軍基地建設反対の署名を呼びかけているこ
とは賞賛に値する。

安倍内閣の顔色を窺い、ローラさんを非難する人々の人間としての小ささがク
ローズアップされている。

本当に小さい人間が増えすぎている。

醜い姿であると言わざるを得ない。

鳩山元首相がメディアの攻撃を受けていることは、鳩山元首相の正統性を裏付
けるものである。

正統であるが故に攻撃を受ける。

攻撃を受けることは正統性の証しであると、誇りに感じることが正しい対応で
ある。



考えてみれば、安倍内閣は卑屈極まりない。

米国の命令にはひれ伏してすべて服従している。

2016年の大統領選挙ではヒラリー・クリントン氏支持を明確にしていた。

ところが、大統領選でドナルド・トランプ氏が勝利した。

狼狽した安倍首相は、本間のゴルフクラブを土産にニューヨークのトランプタ
ワーにはせ参じてひれ伏した。

安倍首相は2度もフロリダのトランプ大統領別荘を訪問しているが、トランプ
大統領の接遇は極めて低いランクのものだ。

フランス大統領は国賓として迎えられ、

中国の習近平夫妻が訪米した際には、正式の晩餐会で接遇された。

安倍首相夫妻が訪問する際には、ファミレスクラスの食堂での会食しか設営さ
れない。

トランプ大統領の訪日は横田基地からの出入国だった。

日本の入国管理が完全に無視された。

トランプ大統領は訪日後最初の演説を星条旗の前で行った。

トランプ大統領は植民地日本に来たことをアピールしたのである。



TPP交渉では、日本の国益を完全に放棄して、米国の要求だけを呑んだ。

しかしながら、米国はTPPから離脱した。

それにもかかわらず、米国と日本との間で交わされた二国間合意は効力を失っ
ていない。

日本は国益を放棄する合意に同意したが、合意文書では、合意は日本の自発的
な意思でなされたものだと規定された。

安倍首相は日米FTA交渉を行わないとしていたが、米国に要求されて、あっ
さりと日米FTA協議の開始を受け入れた。

米国からの要求を安倍内閣は全面的に受け入れることになるだろう。

日本の国益を無視して、米国の命令に服従する。

これが安倍内閣の基本姿勢である。



米国の命令に服従していれば、政権の存続を米国が保証する。

この図式で、安倍内閣は完全な対米隷属の姿勢を示している。

売国の政治そのものである。

上品に表現すれば

『日本が売られる』

ということになるが、

このような政治でツケを回されるのは主権者国民だ。



辺野古の美しい海を破壊して米軍基地を建設する正当な根拠は存在しない。

辺野古米軍基地建設反対の署名を呼びかける人の方が、はるかに愛国的である
と言える。

辺野古の美しい海を守るために声を挙げる人を攻撃する者は、本当に器の小さ
い、「いまだけ、金だけ、自分だけ」の人間ということになる。

日本が住みづらい国になってしまったのは、こうした、権力に迎合する小さな
人間が増えているためであると言える。

権力や金の力になびかず、自分の良心に従って、正しいと思うことを堂々と主
張する姿の方が、権力にひざまずいて、こびへつらう生き方よりも、はるかに美
しい。



鳩山元首相は、メディアが攻撃しても、まったく平然と、自らの信念、思想に
基づいて淡々と行動している。

これを本当の強さという。

本当に強い者は、メディアの風圧に屈することがない。

大事なことは、市民がたしかな鑑識眼を持つことだ。

メディアの情報に洗脳され、メディアに誘導されてしまう「情報弱者」が国の
進路を誤らせるのである。

第二次大戦の際も、本当の正しい眼力を有していた人々は「非国民」扱いされ
ていた。

私たちは本物とにせものを見分ける鑑識眼を持たなければならない。

鳩山元首相、ローラさん、村本大輔氏らをしっかり支えてゆくことが大切であ
る。


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