曲学阿世:真実を追求し、虚実の世間に迎合するようなことはしたくない。

真実を曲解し不正な情報によって世間の人々にこびへつらい、世間にとり入れられるような、ことはしたくない。

  消費税収より大きい法人税・所得税減収額

2019年11月19日 12時56分08秒 | 政治

 

                              

                   「植草一秀の『知られざる真実』」
                                 2019/11/18
            消費税収より大きい法人税・所得税減収額
            第2484号
   ウェブで読む:https://foomii.com/00050/2019111822433860873 ──────────────────────────────────── 11月15日金曜日に衆議院第2議員会館多目的会議室で開催された 「いま消費税を問う!  -専門家・国会議員・市民による緊急院内集会-」
の動画映像が配信されているのでぜひご高覧賜りたい。
前編 https://www.youtube.com/watch?v=EohqxoSxhNU
には 原中勝征氏開会あいさつ 湖東京至氏講演 篠原孝衆議院議員 嘉田由紀子参議院議員 小宮山泰子衆議院議員 笠井あきら衆議院議員 福島伸享前衆議院議員 渡辺てる子前参議院議員候補 山本太郎れいわ新選組代表メッセージ代読 (代読は高橋清隆運営委員)
が収録されている。
https://www.youtube.com/watch?v=D1-jRSOywyQ
後編には、 荒川俊之氏講演 質疑応答 消費税廃止国民運動提言(斎藤まさし運営委員) まとめ(植草一秀運営委員) 閉会あいさつ(山田正彦運営委員)
が収録されている。 司会進行は 安田節子運営委員と佐久間敬子運営委員が担当した。
動画を公開くださった sarasoujunohanaさまに深く感謝を申し上げたい。

昨日に引き続き、集会での登壇者の発言を紹介させていただく。
国民民主党の小宮山泰子議員は、民主党時代に消費税増税に反対して除名処分 を受けたことに言及した。
その上で、消費税に公平性があるのかとの疑問を提示した。
複数税率が導入されたが、消費税はそれ以前の物品税を統合した面もあり、個 別品目毎に業界が陳情を繰り返し、複雑な制度が構築されてきた面があるので はないかと指摘。
複数税率は政治と行政の癒着の構造に戻すものではないかと指摘した。
さらに、米国べったりの安倍首相なら、なぜ、国税として消費税を持たない米 国の制度、情報公開に厳格な米国の制度を参考にしないのかと苦言を呈した。
税は民主主義の根幹にかかわる重要な問題であり、皆さんと力を合わせて対応 してゆきたいとの考えを述べた。
日本共産党の笠井あきら衆議院議員は、まず、安倍内閣の「桜を見る会」の問 題に触れた。
連日、「桜を見る会」の疑惑が拡大しており、野党は結束してこの問題を追及 してゆくことにした。
本当にこんな政治は変えなければならないと強調した。
内閣改造後に閣僚が相次いで辞任に追い込まれたが、これらの事案が表面化す るなかで、安倍首相は「内閣にある者であってもなくても、与党でも野党で も、疑惑を持たれた者がしっかりと説明責任を果たすことが重要だ」と述べて きた。
安倍首相にはしっかりと説明責任を果たしてもらわねばならないと強調した。

消費税については市民から手紙をいただいたことを紹介した。
消費税が増税されて日々の生活は苦しくなるばかり。国民がこれほど苦しんで いるときに武器、弾薬、兵器には膨大なお金を注ぎ込む。
この対応はおかしいとの意見をもらった。
消費税増税に併せてキャッシュレス化が推進されているが、中小零細企業で対 応できている事業者は極めて少ない。
消費税が導入されてから日本経済が成長を失ってきたのも事実だ。
やはり消費税は廃止するしかないとの判断を一段と強めている。
消費税の税収は法人税減税や超富裕層の減税に充当されてきたという事実があ る。
第2次安倍内閣が発足してから消費税が5%から8%へ、さらに10%へと引 き上げられてきた。
これをまずは5%に戻すということから始めることも検討に値する。
選挙に際しては安倍内閣を退場させて新しい政権を作らなければならないが、 その連合政権を樹立することについてもしっかりと野党の話し合いを進めてゆ きたい。
みなで力を合わせてゆこうとの決意表明があった。
前衆議院議員の福島伸享氏は茨城県水戸市を地盤としている。
福島市は「水戸といえばテロ」であり、いまの現状を見ると、思わず強い思い がこみ上げてくると述べた。
街頭で活動をしていると、いまの安倍政治に対する主権者の怒りがひしひしと 伝わってくる。
安倍夫妻の姿が画面に登場すると食欲がなくなるとする市民も多いと指摘し た。
しかし、野党にも吐き気がするという市民も多い。
最新の世論調査結果を見ると安倍内閣の支持率が上昇し、不支持率が下落して いる。
政党支持率も自民党は高く、立憲民主党は3.1%にまで凋落してしまってい る。
国民民主党に至っては0.2%にまで低下している。
このまま選挙に突入すれば、また野党は負けるだろう。
この現実を直視しなければならないと強調した。
かつての民主党が間違ったことをはっきりとさせることが先決だ。
その上で、新しい政治の流れを創り出さないといけない。
そのために、主権者も動き、声を出し、行動することが重要だ。
しっかりと対応してゆきたいと述べた。

集会第1部の最後に、れいわ新選組の山本太郎代表からのメッセージが代読さ れた。
以下に山本代表からのメッセージを掲載させていただく。
「この夏の選挙、草の根の力によって国政政党になりました、「れいわ新選 組」代表 山本太郎です。 
代表である山本太郎は落選、史上最強の無職となりましたが、れいわ新選組 で、憲政史上初、重度障害をもつ2人の議員が誕生。
将来、医療費の増大を言い訳に、財源を理由に、人間の命の期限まで決めてし まいそうな、現在の政治に歯止めを掛けるべく活躍してくれるであろう期待の 大型新人議員です。
消費税増税後の今月7日、参議院 文教委員会において、難病ALSのふなご靖彦 議員が質疑。
「消費税は全員が幸せになりません」
と渾身の文字盤を使って訴えましたが、
「幸せにつなげる使い方をしっかりしていくことが我々の仕事だと思いますの で、増税に御理解をいただきたい」
と素っ気ない答弁をしたのが、かつては消費税増税の三度目の延期論を唱え て、
「増税によって、崖に向かってみんなを連れていくわけにはいかない」
と、大見得を切ったはずの、ミスターバーベキューこと、萩生田文部科学大臣 です。
身の丈を考えず、その場凌ぎの発言を続ける人間が大臣になるなどもってのほ か。と言いたいところですが、野党時代にはTPP反対といいながら、政権を 取ったら賛成に手のひら返しするような集団ですので、これが現在の自民党ク オリティ、ということです。

政権交代する以外に、この国を救う選択肢はない、と私は考えます。
ただ、野党が塊になって勝てると私は思いません。
だって、それ、民主党の復活でしょ?
そうではない、生まれ変わったんだ!ということを示すためにも、次の選挙 は、消費税は5%に減税という旗を立てて、野党が一丸となって、政権交代に 向けて力を合わせようではありませんか。
これが無理なら、私たちは単独で選挙に挑むしかありません。
旧体制に戦いを挑む、新勢力として、躊躇することなく、与党にも野党にも対 立候補を立てることになります。
そんな地獄を実現するよりも、野党がまとまって、消費税5%を実現して、人 々の生活を、中小・零細企業を救う経済政策を実現させましょう!」

第2部では「不公平な税制をただす会」事務局長で税理士の荒川俊之氏から消 費税廃止の財源問題についての講演が行われた。
荒川氏は消費税が導入された1989年度から2018年度までの30年間の 税収推移を示した。
消費税収入の累計が372兆円であるのに対して、法人三税の減収が291兆 円、所得税・住民税の減収が270兆円である。
消費税による税収累計額よりも法人税と所得税の減収累計額の方がはるかに大 きい。
消費税増税は財政再建にも社会保障制度維持のためにもまったく使われてこな かった。
ただひたすら、法人税減税と所得税減税のために使われてきたのである。
財務省と政府は財政再建のため、社会保障制度維持のために消費税増税が必要 不可欠であると強調し、多くの国民がこの情報操作によって洗脳されてしまっ ているが、事実はまったく違う。
第1部で湖東京至氏が消費税の核心が輸出製造業大企業に対する消費税の還付 にあることを明らかにしたが、平成の時代に導入され、拡大されてきた消費税 は庶民から血税をむしり取り、その血税を大企業と超富裕層に配分するとい う、恐るべき実態を伴ったものだったのである。
2007年の政府税制調査会報告書「抜本的な税制改革に向けた基本的考え 方」では、法人税減税の必要性がないと結論付けられた。
法人の税および社会保険料負担の国際比較が行われ、日本の法人の負担は国際 的にみて必ずしも高いとは言えないとの結論が明示されたのである。
それにもかかわらず、2012年度以降、怒涛の如く、法人税減税が遂行され てきた。
庶民に対しては消費税の酷税地獄が容赦なく襲い続けてきたなかで、大企業と 超富裕層に対しては巨大な減税が付与されてきた。
この現実を踏まえるなら、消費税大増税を認めることは絶対にできない。


コメント   この記事についてブログを書く
« 政策連合(オールジャパン平... | トップ |   圧倒的多数が笑顔で生きら... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

政治」カテゴリの最新記事