後藤ミホコ~アコーディオンらいふ~

アコーディオニスト・後藤ミホコのブログ

ミュージシャンたちinヘルシンキ Ⅱ

2015-07-15 10:20:11 | 日記


ヘルシンキの旅ブログに戻ります。

今回の旅はアコーディオンを持っていかなかったけど、一人でぶらりと街のあちこちを見ながら歩いて回るのも旅の醍醐味。

今日の記事は、ヘルシンキで見て聴いたミュージシャンたち第二弾。

上の写真は、私が通るたびにいつも弾いてたアコーディオニスト。いつも一心不乱に演奏に没頭している感じ。
弾いている曲は北欧風、ロシア風、私の知っている曲はひとつもなかったけど、いわゆる古い民族音楽には間違いなさそう。

この光景、港の風景によく合う。





そして、旅の二日目、街の地下道でエスカレーターに乗っていたら、フィンランド舞曲の「カルフィンスカヤポルカ」が流れている!わあ~この曲、私弾いてる!
するとそれはロシア人のおじさん弾くバラライカだった。すごく上手い!聴き終わったあと、おじさんに話しかけたら彼は「英語が話せないんで」ということで、私がいう「カルフィンスカヤポルカ」という言葉だけ通じてあとはさっぱり。私が身振り手振りで「カルフィンスカヤポルカ、もう一度弾いて!」と言ったけど通じず、彼はロシア語で何やら喋りながら機嫌よく他の曲をたくさん弾いてくれた(笑)
しばしの間バラライカ演奏を楽しみました。チップちょっとはずんでその場を後に。





そして、これもまた旅の二日目に訪れたロックチャーチ、入ったらピアノの音。シューマンの「子供の情景」が聞こえるので、BGMを流しているのかと思ったら生演奏だった。
ピアニストの近くの椅子に座ってずっと聴いていたけど、静かな曲ばかり(教会の中なので当然)だけど、とても素敵な演奏だった。音の響きもよくてすごく心地がいい。

ピアニストは明らかに東洋系の男性で、ひょっとして日本人?と思わせるような方だった。日本に帰ってからネットで調べてみたけど名前は載ってなかった。

「ピアニストに話しかけないでください」という札が置いてあり、写真はいいみたいだけど教会の中は「静かに」という注意書き、時にアナウンスもされていた。





さて、最後に、シベリウス。
公演に貼られていたシベリウス生誕150周年記念行事らしきポスター。




シベリウス公園に行ったことは以前ブログで報告済み。そのときに写したシベリウスの肖像彫刻。となりにはモニュメントがあり、どちらも女流彫刻家エイラ・ヒルトゥネンという人の作品らしい。



シベリウスは日本でもすごく人気のある作曲家だと思う。
私がシベリウスの曲に出会ったのは、中学二年の時。交響詩「フィンランディア」を弾いた。

チャールス・マニヤンテというアメリカのアコーディオニストのレコードを聴いて、出だしの重厚な響きと最後の盛り上がりに
「メチャかっこいい~~!」
この曲を発表会で弾きたい、と即決。

それで、まず原曲のオーケストラの「フィンランディア」のレコードを聴いて、その後マニヤンテ編曲の譜面を、父に大阪のササヤ書店で買って来てもらった。
マニヤンテの演奏をお手本に練習を始めたけど、もっとオーケストラの原曲に近づけたいと思って、自分でさらに少しアレンジ!今思えば、これが私の編曲の第一歩だったかも。

まあ、この曲ホントによく練習しました。

「フィンランディア」=シベリウスは素晴らしい!という子供の時の印象は、私の中で永遠に変わることはありません。

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