リフトアップ 石垣島 エコツアー OpenPlace2 

沖縄は石垣島から元報道カメラマンが送る、海・空・山、自然が大好きな方へ! ツアー参加は「リフトアップエコツアー」で検索!

今日もグラサンでキメてる、オキナワアズチグモ

2018年08月08日 | 生き物

リュウキュウイナモリ(アカネ科)を撮影しようと思ったら、オキナワアズチグモ(カニグモ科)が陣取っていました。花に近づいて来る昆虫を待ち構えているんです。これは大きかったのでメスでしょう。こっちにいるのは白いのやクリーム色っぽいのですが、内地にいるアヅチグモには黄色のや黒っぽいのがいるようです。ただ、グラサンは皆掛けています(笑)。分かり辛いですが、実はグラサン部分に目が8個付いていて、その目を紫外線から守る為にグラサンを掛けています、ウソです。でも目が8個付いてるのは本当です。数日掛かるようですがが、体色を変えられます。

リュウキュウイナモリには、島の人なら大抵知っている「通称ヤクルトの木(クサミズキ)」の抗ガン成分・カンプトテシンを含んでいます(ヤクルトが研究)。クサミズキだと木ですから成長に時間が掛かるけど、リュウキュウイナモリなら草なので増やすのが容易と言う事で、10年程前から注目されています。

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石垣島夜回りツアー、一年中やってます!

2018年08月06日 | 生き物

先日は昼間のカエルツアー、今回は夜のカエルツアーを希望されるお客様がいて、相変わらずカエル好きの女性って多いんだなぁと思いました。しかもこの日の奥様Kさんは大学時代にカエルを研究していて、現在は理科の先生との事。オイラより専門家です! この時は日照り続きで特にアイフィンガーは何処の洞を見ても全部干上がっていて今回は無理かなぁと思いつつも、かなり遠いけど頼みの場所で何とかオタマだけ見つけました。結果的にはツアー中に近場で1か所見つけて遠くまで行かなくて済んだんですが(笑) この夜見れたカエルはアイフィンガーのオタマ、サキシマヌマ両方、ヒメアマ両方、アオ、ハラブチ君、カジカ交尾中も、です。アオガエルも基本冬なんですが、まだ見る事が出来、違う日ですがまだ泡々卵塊を作っています。カエル以外も沢山見れて良かった。

そして今夜は普通の夜回りだったんですが、何時も会うイシガメ、サガリバナ(他のショップで断られたりするようですが、実は場所によっては見れます)、オオコウモリの嫁争奪戦(笑)、キイロスジホタルや幼虫多種、カエル類、そしてオカガニとアオヘビ、ヤシガニラも自然のを2匹(仕込みじゃないよ)見ました。小さい方は10歳くらいで、途中で泡やおしっこをし始めました。変な液を出す時もあり持つ時注意ですが、基本的に慣れてない方は持たない方が良いですよ!

サガリバナ、こんだけ上から下までキレイに咲いてるのはこの時期貴重でした。お客様も8月に見れると思ってなかったとの事で喜んで頂きました。

大きい方のヤシガニは25歳くらいで、近年にしては大きい方です。毎回書きますがヤシガニは絶滅危惧種で本当に数が減っています! 成長するのも物凄く遅く、なかなか大きくなれません。出来れば「取らない!、食べない!」でお願いしたいところです。

8月に入ってから厳しい気候条件だったんですが、結果的にかなりの生き物に出会う事が出来、星空も最高でした!

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旧登野城尋常高等小学校 奉安殿

2018年08月04日 | 文化・歴史好き!

石垣島には戦前に作られた「奉安殿」が今だに残っています。奉安殿って何? 戦時中や戦前を舞台にした映画などを見ると学校の登下校時にお辞儀をしている場面を見た事がありませんか?あれはこの奉安殿に向かってお辞儀をしているんです。奉安殿とは天皇・皇后の写真や絵(御真影)、教育勅語などを納めていた建物です。明治時代の政治家達が「天皇を神、天皇がこう言ってるのだから」と言う事で国民をコントロールし安くする為に考えたシステム(国家神道)で、教育(洗脳)は子供から、と言う事で特に学校の敷地内などに建てられました。

現・登野城小学校に残るこの奉安殿は昭和6年完成。鉄筋コンクリート造りで我が家より立派な建物です(笑)。当時の奉安殿は絶対的な物で、お辞儀の仕方が悪いと言われリンチにあったり、学校をクビになったり、奉安殿が汚れていて大切にされてないと地域の人から校長先生が非難されたりしていました。学校の宿直が出来たのも、御真影などを守る為です。戦後GHQにより廃止・撤去が進みましたが、全国に少数ながら現存。もうすぐ終戦記念日だし、登野城小学校の物は敷地内にあるとは言っても塀の外にあるので直ぐに見られますよ。

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キバウミニナの産卵は逆立ち!

2018年08月01日 | 生き物

7月の中旬ごろからキバウミニナの産卵が始まっています。キバウミニナとはマングローブ湿地などに住むキバウミニナ科・絶滅危惧種の巻貝で、化石に良く出てくるビカリアの現生種です。今までオイラはキバウミニナは真っ黒の卵塊を産むと思っていましたが、仲間同士で話してたところFさんが、「最初は半透明の卵塊を産むけど、だんだん汚れて黒くなるんじゃないの?」と言いました。???

それならば産んでる所を観察すれば良いんだ!と言う事で丁度時期だし行ってきました。

最初の画像ですが、まずキバウミニナはヒルギなどの根っこに逆さまになり、地面より少し高い所に卵塊を産み付けます。この画像だと既に黒い卵塊になってますね。

 

これを見て下さい。完全に産み終わった後ですが、場所によって黒っぽい所と半透明っぽい所があります。 

そしてこれ、産んでる途中ですが、産み出している所は灰色で既に泥が付いてます。ですがその先は半透明ではあるんですが、砂や土泥が付いています。とまぁココまで見て来て、元々は半透明の卵塊だが卵を守る、分かり辛くする、為に自分で砂や泥を付けて結果的に黒くなったりしてるじゃないか? と言うのがオイラの考えです。次回行く事があったら乾いてしまってるのは難しいだろうから、産んだばかりの卵塊に水を掛けて見ようと思います。

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