リフトアップ 石垣島 エコツアー OpenPlace2 

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旧大浜町浄水場3

2016年10月08日 | 何でも

地元の方は今日の地方新聞見ましたか?オイラは読んでビックリしました。昨夜書いていたオイラの内容とチョッと反するような記事が出ていたからです。もしかしたらこのせいで「一旦待て」、と言う意味で書いた内容を消されたのかもしれません。では始めましょう。

ヤエヤマシタン、旧大浜町浄水場の構造物を紹介し、次はこの森の中を藪漕ぎしながら貴重な自然、生物や植物などを調査します。その為にもこの日は教育委員会の方達だけでなく市文化財審議会委員の方達や市環境課の方など大勢で来た訳です。

まず初めに目に付いたのがこの空き瓶です。これがあちこちに落ちていて、水の消毒薬なのか全然違うのか分かりませんが、他にも草地とこの森の境、要するに車で入って来れる辺りには不法投棄の車や粗大ゴミが沢山落ちていました。 相変わらず困ったものです。 

建物のすぐ後ろには画像のようなクレバスと言うか溝と言うかがあり、回っり込んで底まで降りてみると、画面右側の壁面には地層が出ています。おそらく宮良層と言う事なので砂岩やシルトの、もうかなり風化した物でした。画面左側は硬そうな見た目でしたが、削ってみないと何とも言えません。岩の向こう側は崖です。 この森の高い位置では礫岩であろう岩もゴロゴロ見られました。玉砂利も見られ、昔の海岸線だった証拠です。一番高い場所で海抜60m位なので、明和の大津波の避難場所になっていたかも知れません。そういう痕跡が見つかれば益々残さなければなりませんね。

うわぁ~、また停電!先日雷が落ちて全島停電になったんですが、先ほどまた停電!今回は一部だけだったようですが、ノートパソコンのおかげで停電になった途端バッテリーに切り替わり書いている内容は助かりました。 と言うか今回は直接ブログに書かずにメモ帳で書いてたので助かったと言うべきかな? 停電は約40分ほどで復旧しました。

さぁ本題に戻りましょう。この場所、実は恐ろしい場所です。なんと建物の基礎部分が突き出してるんです。この画面右側の岩に乗っかってる訳ではありません、完全に浮いてます! これで強度は大丈夫なんでしょうか? どうしてこんな事になったのか?!屋根の型枠を作るみたいにして作り、後から取り去らったのか?地震か何かで建物がズレるか岩がズレたのか?水の流れで削れたのがこの空間なんじゃないか?と言う意見も出て何とも謎です。 もし意識してこう言う作りにしたんだったら、豊洲じゃないけど誰がこんなふうに作ろうと言ってのか知りたいものですね(笑)。 

オイラは何時崩れるんじゃないかと気が気で無かったので、なるべくこの基礎の下にはいないようにしてました。

ここから這い出し再び森の中を散策してるとコンクリート柱が出て来ました。昔これはイノシシのフェンスを付けたり境界線のフェンスを付けたりしてたので、多分そうでしょう。 

森の調査では小さい川もあり、ヤエヤマヘゴやコノハチョウなど於茂登岳やバンナ岳と離れているのに山の物が沢山確認されましたが、海岸林にあるような植物も見られ、山と海の間を埋める貴重な森だったんでしょう。 街側で海から山まで自然が繋がった場所は石垣と言えど皆無で、その名残りとしても貴重ですね。 

実はオイラが一番嬉しかったのは、このツチグリ(ツチグリ科)の発見です。以前にも紹介した事がありますがオイラはこのキノコが好きで、別名土柿(ツチガキ)とか、幼菌の事を豆団子と言ったり、見た目だけでなく真ん丸の幼菌の時は食べられるんです良く似た仲間で狐の茶袋(ホコリタケ)とか狸の茶袋と言うのもあり、そのネーミングがとっても可愛らしく、昔話やジブリの映画に出て来そうで面白いでしょ?

面白いのは名前だけでなく、この真ん中の肉まんみたいな部分を摘まむと胞子がブワッと吹き出します。画面右上の丸いマリモみたいなのが幼菌ですね。画面左下にも幼菌の小さいのが出て来てるのかな?

こんな感じで色んな物が見つかり今後の調査でもまだまだ貴重なものが発見されると思います。国際協力機構(JICA)の研修員の方などは島のコンパクトな浄水場のお手本として視察に来たりする事もあるそうです。ですが県や石垣市の一部の人はこの森を潰し空港~市街地間のアクセス道路にしようとしています。

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こう言う事があるとダメですねぇ

2016年10月07日 | 何でも

すみません、何時間もかけて書いたんですが「投稿する」を押した途端、内容がすべて消えてUPされました。 が~ん! 今日はもう気力が出ません。 

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何が隠れているんでしょうか?!

2016年10月05日 | 海が好き!

「旧大浜町浄水場跡3」に行きたかったんですが、調べ物が間に合わなかったので今回はこちらで。 何が隠れているでしょうか!?シリーズ。 以前にも似たようなのを載せた事があるので、以前見た人や普段生き物探しに慣れてる人ならわかるかな? ガイドや漁師さんならココでわからないとね! これでもだいぶ弄った後です。

見慣れてる人ならココでわからないと。

もう、殆どの人が分かるかな?ここまで来たら見慣れてない人も分かって欲しい!

はい、水風呂に入って頂きました。 ノコギリガザミ君です!

細かい種分けは気にしないように。 今日何時もあまり行かないマングローブ湿地に行って来たんですが、そこはまず人が入る事が無いせいか、ガザミ君が沢山いました。 オイラが近づくとすぐに水の中の巣穴に隠れてしまいますが数匹確認しました。 いる所にはいるんですね。 そのまま誰にも獲られずにもっと増えてね、そしたら食べるから(笑)。

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旧大浜町浄水場跡2

2016年10月03日 | 何でも

昭和35年10月に竣工式をし共用開始された旧大浜町浄水場の構造物ですが、既に56年ほど経ってる訳ですから、画像の建物なんかは鉄筋も剝き出し部分がありかなり風化しています。中にはもう何もなく、トイレの跡と木脇の窓が残っていました。 驚いたのはコンクリの割れ目の隙間に付いてたヘビの抜け殻がサキシマバイカダとイワサキセダカヘビじゃないかと言う事で、いずれも絶滅危惧種です。

浄水場なので当然水を貯める構造物が幾つかあります。ではその水はどこから来たのか?と言うと、オイラのブログでも何度か紹介した宮良川上流のブナタバルです。http://blog.goo.ne.jp/lift-up001/e/754cf3f3f4f94f188125813602de5fda

最近では教育委員会が行った7月の戦跡巡りでも行きましたが、戦時中に大浜住民が避難していた於茂登岳の山中にある沢の途中に取水施設がり(現地に行くと昔のパイプと現役のパイプ、両方見れます)、勿体無いと言う事で今でも農業用のバラビドーダム(バンナ公園にある石垣ダムの事)の取水場の一つに利用されています。

皆が立ってる足元の下にもタンクがあり、下に落ちると出て来る穴や梯子が無い為、非常に危険です!絶対に近付かないで下さい。 

石垣島にはむかし新川大座原と言う場所(今の少年自然の家のそば)にも石垣市の浄水場があり、そこへはコンクリ製の水道橋(水路橋)を使って白保から供給してたとの事ですが、旧大浜町浄水場へはパイプを使って水を送っていました。http://blog.goo.ne.jp/lift-up001/e/4b0b1f035a2abbdbc85065f0acfee9c9

何が違うかと言うと、パイプは自然の流れで浄水場まで途中下ったり上がったりしても取水元が浄水場より高ければそのまま流れるそうですが、大座原にあった方は白水から取水してたんであまり勾配差がありません。そこでコンクリート製の水道橋(水路橋)を作る事でギリギリまで緩い勾配を付けながら流して来て、何カ所か勾配が強く出せる場所で流れる勢いを強くする事によって比較的平坦な場所でも流れを作り上手く浄水場まで流していたとの事です。言葉じゃ上手く説明出来ませんね~。

↓ここに落ちたら終り! 中に人骨が無い事を祈ります。

下の画像のパイプが大浜はもちろん、宮良、白保、平得、前里に供給していた水道管です。 ですからこの場にいると「オレオ怒らせると水止めるぞ!」、と偉くなったような気になります(笑)。 

以前、白水以外の山中で水道橋(水路橋)を見た事があるんですが、あれはどこのダムないし浄水場に行ってた物だったんでしょう? 他にもいろいろなないか調べてみようと思います。http://blog.goo.ne.jp/lift-up001/e/6ad32541e61524124e4d912a0e8f2643

http://blog.goo.ne.jp/lift-up001/e/38b8804931d03600eae07036a22bedec

http://blue.ap.teacup.com/applet/liftup/20080417/archive

 

続く

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