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オカヤドカリの放幼生の観察会 2

2019年07月15日 | 生き物

「オカヤドカリの放幼生の観察会」の続きです。夜の海にきてヤドカリだけを観察するだけじゃ勿体ないですよね。オイラのツアー「石垣島夜回り」でも海岸に行くと、必ず夜じゃないと見られないような色んな生き物を観察します。

赤い目をしたイワオウギガニ(オウギガニ科)だと思います。オウギガニ科の仲間はみんな猛毒を持って、ハサミなんか太くて美味しそうなんですが、絶対に食べてはいけません! この太いハサミとハサミの刃のように見えるボコボコでカニを食べる時の「カニばさみ」のように大好きな巻貝をバリバリ割って食べたりします。

ぴょんぴょん跳ねていたんで、ヨダレカケの仲間かな?と思ったんですが、顔を見る事が出来なかったので何とも言えません。他にも小さい魚は色々見られます。

イソギンチャクも沢山見られます。手で触ると「きゅ~」と小さくなっていきます。砂中がどんなふうになってるか見たい方はこちら ↓
https://blog.goo.ne.jp/lift-up001/e/efeff152c6a916f046f16308c6a608ea

これくらいのイソギンチャクの毒では大丈夫でしたが、沖縄では浅い場所に猛毒のウンバチイソギンチャクハナブサイソギンチャクなど沢山の種がいるので、迂闊に触らないのが一番です!

最後にまた犯罪画像ですが、上の方の脚の付け根辺りにある1対の丸い所(生殖孔)から卵を産みます。実はオスも海岸まで降りて来ていて、放生後すぐのメスを捕まえ、交尾と言うか交接?をします。放幼生後に向かい合ってくっ付いているのを見たらそうだと思って下さい。交接の仕方は、オスがメスの生殖孔部分に白い糊状の精包(精子の塊)を産み付ける?擦り付ける?と言った感じです。その後メスは静かな所で産卵し、そのまま受精し放生するまで約1か月、大切に抱え歩くわけです。

だいたいシーズン中に2~4回放幼生すると言われていますが、個体差で回数はマチマチだと言われています。だれかマーキングして細かく観察し発表してください!すでにあれば教えてください!

興味が湧いた方は来年の観察会にはぜひ。


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