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変な昆虫、シュモクバエ

2008年11月10日 | 山が好き!

以前から撮りたいと思っていたヒメシュモクバエがいました。シュモクって言うのはハンマーヘッド・シャークの和名、シュモクザメの撞木(T字型の鐘を鳴らす道具)と同じ意味です。東南アジアやアフリカとか暖かい所には沢山いるのですが、日本には一種類だけで、石垣と西表にしかいないと言われています。でも詳しい事はあまりよく分っていないので何匹も何匹も捕まえて良く調べて見れば新種が見つかるかも。何せ沖縄では新種は珍しくないから。 (色がちょっと変なのは葉っぱによるグリーン被りです)。

良くいる場所はゆるい渓流ぞいが多いそうで、撮影した場所もそうでした。花や葉っぱの上、落ちて発酵したイヌビワの実なんかは凄いたかってます。けっこう意地悪と言うか喧嘩っ早く、花の蜜とかを舐めている時に他のが寄って来ると直ぐに威嚇します。攻撃するとサッと避けるのが殆どですが気合が入った同士やメス争いの時はガツーン!と頭突きを噛まし合います。 
外国のはもっと目が離れていて、広く離れているオスほどモテるようです。じゃぁどうやってそれを競うかというと、頭突きが攻撃パターンなので面と向き合って睨めっこすると直ぐに分ります。何せ端と端に目が付いているんだから!(笑)。 ショウジョウバエやヒロクチバエ等の中にも目が離れている種類がいるらしく、それらもやっぱり大きく離れている程モテるみたい。目が離れている=いったい何が優秀なんでしょう?答えは、

シュモクバエのメスは実は喧嘩の勝ち負けより最初から外見で選んでます(人間も?!)。目が広く離れている=体の大きなオスを選んでいるのです。これは「メスよりオスの体の方が大きくなる生き物」は大抵そうで、「メスに選ぶ権利がある」と言う訳ですね、男はつらいよ!(泣)。 外国のはそう言うオスに何匹ものメスが集まり、夜寝る時は垂れ下がった気根とかにくっ付きハーレム状態で寝るそうです。 日本のシュモクバエはまだそう言う姿が目撃されて無いと言う事だから、その画像を狙いに夜の山中に行くか?! でも怖いよ~。

ちなみにコイツは「年を取って心が汚れてくると見つけられない」と言う妖精のような存在で、だからこそ自然が豊かに残った美しい石垣島や西表島でしか見れない、と言う訳です。嘘です! 実は小さ過ぎて(5mm位)老眼が始まってくると見え辛くなって来て見つけにくい、と言うのが本当の話です。だから、コイツが見つけられなくなったらもう歳なんだ、と思ってください。オイラはまだ何とか見えてます(笑)。


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