リフトアップ 石垣島 エコツアー OpenPlace2 

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石垣島は豊作?

2020年11月02日 | 山が好き!

まだまだ30度まで上がる石垣島ですが、朝晩は肌寒く山に行くと林道にオキナワジイ(ブナ科)が沢山落ちていました。内地では毎日のようにクマやイノシシが出た!、とニュースになっていますが、今年の石垣の山は食べ物が豊富なようです。ドングリで一番大きくなるオキナワウラジロガシは大きくて食べ応えがある様な気がしますが、アクが強く美味しくないので、これを多く食べたイノシシの肉は美味しくありません。オキナワジイは皆さんも経験あると思いますがシイの仲間なので人間が生で食べても甘くて美味しく、アクも感じません。オイラも小学校の頃、秋になると体育館の横に生えていたシイの実を友達と一緒に良く食べました。当然イノシシ君たちも大好きで、これを多く食べたイノシシは美味しい甘みのあるお肉になってくれます。ドイツだったかの原種の豚(沖縄のアグーみたいなの)も広い場所で飼い、シイなどの甘いドングリばかり与えて育てると美味しいお肉になると紹介していました。

もともと人間が自然に入り込み過ぎ本来野生動物のエリアなんだから居て当たり前なんですが、それをクマが出た!、サルが出た!と騒いでいたのが十年以上前。しかし近年では事情が違います。過疎化で緩衝地帯が元の山に戻りつつあるのと、温暖化の影響で台風が内地に向かう事が増え山へのダメージが強くなっています。すると植物は回復するのに精一杯で、物凄いエネルギーを使う「花を咲かせ実をつける」というのが難しくなります。昆虫などもかなり減ります。イノシシ達は今まで以上に食料が少なくなり、生きる為に仕方なく下りて来るのです。この問題を解決するには杉ばかりの山に元々あった実がなる植物を植え山での食料を増やし、緩衝地帯を整備・維持する、その他でいずれは解決するんじゃないでしょうか?

逆に石垣島(沖縄)は去年も今年も適度な強さの台風が少なかったのでドングリは出来ていますが、毛虫などが大量発生しています。ちょっと前までシロスジヒトリモドキの毛虫や、ブログでも書いたようにヤマンギも凄く多かったです。我が家のイヌビワやアカギにも大量に毛虫が発生しましたが、おかげで沢山の鳥さんが食べに来て、毎日色んな鳥さん観察が出来ました。家の中から見ていると直ぐ目の前でも逃げません。

#リフトアップ石垣島エコツアー

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