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顔のあるカメムシ、アカギカメムシの集団だけど越冬じゃないよ

2016年05月20日 | 生き物

アカギカメムシ(キンカメムシか科)が集団でいました。 ただこれを見たのはもう寒い季節をほぼ終えていたので集団越冬ではなく、越冬後の交尾時の集団かな? このカメムシは琉球列島、特に八重山に多かったんですが最近では九州どころか千葉県でも「アカギカメムシを採集」と言う記事がありました。 画像のように白っぽいのは年寄りと言われてますがまだまだ謎が多い昆虫で、その内の一つが集団を作る事です。 子供の頃の集団は兄弟なんですが、大人になってからも交尾や越冬以外で集団を作るんです。なんで? それは休眠をする為です。

大人になってからする休眠を成虫休眠と言うそうですが、生きて行く上で厳しい環境時・冬は集団を作る事によって集団内部は少しは温度が上がり湿度も保ちつつ凍らないようにし消費エネルギーも減らす、さらに春になった時に同じタイミングで活動出来るので交尾も含め都合が良いそうです。これは内地のテントウムシとかでもする(一応冬眠と言う)ので有名ですね。 ところが暑過ぎる夏も実は結構辛いらしく、集団を作る事によって集団内部は湿度を保ちつつ呼吸を抑えて休眠を取り乗り越えます。これは夏眠と言うそうです。 乾燥時もするそうで、有名なのは乾期に干上がった川では土中で膜を張って眠り、雨期になって水が浸みて来たら動き出す魚がいるでしょ、あれです。カタツムリが膜で蓋してジッとしてるのもそうです。 

今後温暖化によって気温が高かったり、異常気象で雨が降らない日が続くと、日本でも夏眠する生き物が増えるのかな?

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