今年のお正月は曜日並びが悪く、正月明けの4日が月曜始まりの一週間でした。
新年の抱負はいかがでしょう、 順調に滑り出しましたでしょうか。
1月3日に埼玉ロイヤル越生(おごせ)コース、1月9日にホームで年明けラウンド。
今年の抱負は” スコア以前の問題として、切れる気持ちをやめる "ですが、
年明け早々ぱっとしないラウンドでした。
習慣化した「身体習慣」や、「思考習慣」からの脱出は、実は時間のかかる難儀であり、
やめてしまうためには、「身体習慣」で三か月、「思考習慣」で六か月を要すると言われているそうですから、
年が変わったから、新年になったから、と言って、急に変化が訪れるはずもありません。
切れる気持ちをやめるには、
無意識が、それを「いつもどおり」だと認識するまで、続けないといけません。
完ぺき主義に陥ってもいけませんから、最善主義、まずまず頑張ったよ、という自己肯定感をもって、
数ヶ月タームで改善を図っていきましょう。
お雑煮は、元旦に食べる鰹だしがキリリと立ったすましが美味しいですが、
二回目は変化をつけて、鶏肉が入ってて、お餅もまろやかになって、
すまし汁の中にお餅が溶けだしたようなようなやつが食べたかったりします。
年明け最初、1月3日越生でのラウンド、
Outスタートの前半はよかったのですが、
Inは出だしから2ホール連続を含む4つのロストもしくはワンペナ。
M1ドライバーは曲がり幅が少なくて、
クラブが多少寝て入ったりしても、極端な引っかけにはならない、直進性能の高いクラブなので、
あると思ってたボールが行ってみたら無くて、
ロストボールになったり、1ペナになったりすると、堪えきれないところがあります。
やめることを宣言した「切れる気持ち」、
そう簡単には習慣化させないよ、と言わんばかり。
新年早々、今年の抱負への課題を突きつけられたようなラウンドでございました。
忍。
そして、一週間おいて1月9日は、ホームでの今年初ラウンドです。
昨年、賭けに負けて、黄色の蛍光色ボールの使用権を失った私に、この白い霜はこたえます。
INスタートホール(12番)から、白いボールを見失って2ペナのトリ。
続く13番も、きれいに打てたドライバーショットなのに、行ってみると、ボールが見つからず、2ペナでトリ。
正直、気持ちが切れかけていました。
得意のINコースで結局一つのパーも奪えず。
それでも左に引っかけを打つことの多かった17,18番あたりのドライバーも曲りが少なくなっていて、
新調したM1ドライバーの効果は感じ始めていました。
苦手にしている7番でドライバーを持って、左に行かせなかったのも久しぶりではないでしょうか。
(「右肩を引く」打ち方に開眼するも、ダフりが出て、ミートが安定しなかったのですが、
この後のビデオでは、その克服についても。)
後半Out1番からは、本来の調子が出てきたうえ、
同じM1を使い始めたテーラーマニアのなべこちゃんからの、ウェイト位置の調整アドバイスが効果てきめんでした。
M1は、ただでさえ、パワーヒッター、アスリート向けとされているので、
いくらウェイトが調整できるとはいえ、やさしいポジションに調整したくなります。
若干ドロー気味にして、ハイスピンで球が上がりやすい後方の深重心ポジション(実際にはニュートラルより若干後方)に調整していました。
ところが、テーラーマニアのなべこちゃんは、ウェイトをフェード&ロースピンのポジションに、
ガチャガチャと調整して、これがいい、と言うのです。
そんなハード・セッティングにしても意味がないからと、自分ならたぶん試そうともしないポジションです。
半信半疑でしたが、これが当たりました。
家に帰って、練習場で打ちながら、確信に変わってきました。
ロースピンになる前方、浅重心位置にウェイトを調整すると、
ボールへの衝突力が強くなるので、ボール初速がアップします。
たしかに、パワーを必要としますが、
逆に言うと、思い切り叩けないクラブだと、どうしても合わせに行く部分が出てきてしまうので、
スインガータイプでなく、ヒッタータイプの私には、叩けるほうが安心感があります。
それで、ちゃんと球に適度な高さがついた中弾道の強い球が打てるなら、そのほうがいいに決まってるのです。
ありがとう。
旧い喩えになってしまいますが、深重心が一番だと思い込んでいた私にとって、
ピッチャーでなく、バッターへ、二本足から一本足にして、
パラダイムが変わってしまった王選手的なシフトチェンジになるかもしれません。
年明け早々、目からウロコでございました。
クラブヘッドより、シャフトを重視する傾向にありましたが、
飛びや方向性がクラブヘッドの工夫や調整によってこんなにも変化するということを、身をもって学びました。
M1は、正直、そんなに飛ぶクラブではないかも、と思い始めていましたが、そんなことはありませんでした。
イージーに飛ぶのが必ずしも飛距離性能の高いクラブとは限らない。
叩きに行った時に期待に応えてくれるクラブかどうかを重視するのか、
いつでもそれなりに飛んでくれるクラブを求めるのか、
飛距離への考え方にも、クセのようなものがあると思います。
そういうゴルファーからの脱皮を目指している途上なので、あまりそういうことは書きたくないのですが、
4番387Yardのミドルホールでの快心の当たりは、行ってみたらGPSの残り距離表示は47Yardでした。
(距離表示がどうかしてるのかもしれませんが。)
※ このようなスコアのラウンド記録といっしょに掲載しておくのも気が進まないので、
落ち着いたら、別で整理しようと思います。
浅重心の衝突力による初速アップ効果に気づき、M1への信頼感が高まっていく途上の記録。
クラブがスイングを教えてくれる。
スイングだけではなく、クラブヘッドの性能の引き出し方みたいなものまで。
M1×クロカゲ~ 強いミートへ
ロースピンの中弾道の球より、バックスピンのかかった高弾道のほうが一見華がありますが、
高さ方向にエネルギーロスのある高弾道より、
直進する中弾道の方が良いはずなのです。
( ↓ ) 浅重心への誤解を解く。
フェード側にセットしたからといって、額面通りフェードを打つわけでもない。
バックトラックをロースピン寄りの浅重心にセットして、ボールの初速を上げやすく設定すると共に、
フロントトラックをフェード側にセットしたら、重心距離が最大設定値になって、
ボールを押していく飛距離性能の高いクラブになる。
実は、M1で最大飛距離を得るためには、数値的にはこの設定が一番ではないか、ということになる。