ハイタワー ピンク亀夫

やられた。
俺がもっと馬鹿だったらこの歴史的な瞬間に花を咲かす事ができたのだが。

昨日、雨の東京、春の5週連続G1レースのNHK杯、荒れるであろうと予想されたこのレース、芝はやや重。

友達にこのレースだけをやりに競馬場につれていかれる。

到着後、発走まであまり時間が無く、電車の中であらかじめ予想していたものを勝ち馬投票券に書きこむ。
夢を買おう。
をモットーに6番の穴馬『イクスキューズ』を軸に馬単と三連単を100円づつ買う。

さぁ来いや！
ホットドッグとジュース買いスタンドに向かい叫ぶ。
ゴール付近の絶好の場所を探していると空き席らしきものが二つ、ウシャシャシャシャ～と座り発走を待ちわびていると、来た～！！
あのファンファーレ！！

やっぱり生音で聞くとあがるぅ～～！

『おいっ！』
んっ？
『そこ俺の席や！』
えっ？
横を見ると二人の中年チンピラが。

えっ！？なんでしょう？

『そこ、俺の席！！』

えっ！？でも空いてたんでぇ～

『お前が座ってる席は俺が座ってたんだよ！！新聞置いてあんだろ！！』

えっ～～、どこにも無いし～～？？
すると右隣に座ってたオッサンが『そこ、座ってたよ』
とチンピラに援護。

ええっ～！？早く言えよ～
ショボショボとしかたなく退くと『ピンクカメオ一着でゴールイン～～！！』
歓声と場内アナウンスの声。
えっ！？

終了？


1600Mはあまりにも短かった。
見事にレースも見れず、外れ馬券を握り締めたまま競馬場を後にしました。
＆
帰りは駅が混むと言うので行きに買っておいた切符も見事無くしてましたとさ。
いい事って中々ないね。

と思いきや、今日はこれからマザーを迎えに病院まで。
無事に帰って来れてかった、よかった。