中高年専門 ときめき倶楽部「ライフ」

結婚相談所開設46年 仲人業で見えてきたもの。
今感じている事。
皆さんと共有したいこと等。  

一人娘の結婚式

2019年06月10日 | 日記

大好きな娘が、

ハワイで結婚式を挙げました。

 

私も、

うん十年ぶりの海外旅行となりましたが、

仕事は休業にして、参加させていただきました。

 

結婚式当日、雨の予報だったのですが、

ここで一つ目のサプライズが・・・

 

どんよりしていた空が晴れ渡り、

きれいで、しっかりした虹が出来ました。

 

結婚式までの準備から私達夫婦はずっと一緒。

何だかんだと支度が終わり、

目の前にはウエディングドレス姿の娘が・・・

 

「似合ってるよ」

と、しか言えなかった…

 

~~~

共稼ぎだった我が家では、

一人娘は、いつでもお留守番。

休みも平日だから、

行きたかったであろうお出かけも、

我慢させていたのかもしれない。

 

そんな中でも明るく成長してくれた娘。

小学校の時は、人間関係で悩むときもあったね。

 

中学に上がると順調に反抗期になり、

今でも、家の壁に穴が開いているね。

 

大学でやりたかった夢が早い段階で無理だとわかると、

通う意味を失われて、苦労していたね。

 

そして、社会人になり、

一緒にお酒も飲めるようになり、

これから楽しい時間が過ごせると思っていたら、

 

「私、この人と結婚する」と、

出会って間もない彼を紹介し、

同棲生活を始めてしまいました。

 

そして、その半年後、

遠く神戸へ嫁いでいった。

 

~~~

 

式場にはリムジンで移動し、

遠路はるばる参列してくれた親族の前で、

あわただしく、式のリハーサル。

 

その流れのまま、いよいよ本番。

 

最後方に、私と娘、そして妻の三人が並び、

最初にベールを私が妻に渡すようになるのですが、

その時、妻は、まさかの開始5秒で大号泣 

それを見た私も、大号泣・・・

 

これまでの妻の苦労や、娘との楽しかった時など、

色んなことが一気に脳裏に浮かんできました。

 

それでも、新郎のもとにおくりとどけなければ。

だけど、娘と足並みそろえてのバージンロードが、

こんなにも長く感じるとは・・・

 

そして、新郎の前に立ち、

新郎の目をしっかり見つめて、

「これからも、娘をよろしく御願いします」と、

無言ですが、しっかり伝えてから、

娘の手を彼に渡しました・・・

 

 

~~~

 

たった一人で神戸へ乗り込んだ娘。

掃除、洗濯、料理などほとんどしたことがない。

 

しかも、彼は料理人だから、帰りは深夜。

また、お留守番の生活が待ち受けるとは。

早く友達でもできればいいのに・・・

などと、二人だけになった我が家で

妻といらん心配ばかりしてしまう。

そんな娘が、こんなにも立派になって、

幸せそうに笑顔をみせてくれている。

 

ありがとう、新郎。

あなたのおかげで娘が元気でいられる。

 

夢だった結婚式も、

一年半ほどかかりましたが、

こんなにも手作り感満載の素敵な式になった。

 

娘の夢があといくつあるかは知らないが、

あとは新郎に任せました。

 

~~~

 

そして、会場をハレクラニのオーキッズに移り、

両家そろっての食事会が始まりました。

すると、ここで2つ目のサプライズが・・・

 

 

式はハワイの火曜日だったので、

花火の予定はないはず・・・

なんでも、ホテルのスポンサー(?)の化粧品会社の人が年に一度訪れて、

自分ために花火をあげているとのこと。

それがたまたま、この日にぶつかるとは・・・

 

これからの娘の結婚生活を、

盛大に応援してくれているようで感動的。

 

そして、最後に三つ目のサプライズが。

 

食事会の最後に、私からのご挨拶。

参加してくれた方へのお礼や、

新郎へのお礼を述べると、

数日早いのですが・・・

 

「妻へ、28回目の結婚記念日ありがとう」

 

楽しい思い出もありますが、

辛い思いをさせてしまったほうが多いかもしれない。

それでも、あなたは一緒にいてくれた。

私には、それで十分だった。

 

感謝の言葉と共に、

人生折り返しで、妻へ愛の告白。

誓いの品として、ネックレスのプレゼント。

 

途中から、感極まっちゃって、

泣きながらのスピーチになったけど、

最高の思い出を作ることが出来ました。

 

妻よ、

本当にありがとう

 

 

こうして夢のような一日が終わりました。