今回は、ちゃんと真面目なお話です。
フランス南部にある村、レ・メ。
元々は、ラベンダー畑だった広大な土地に、
丘の起伏そのままで、
太陽光発電のパネルが広がっています。
ソフトバンクの孫社長が、予定している
メガソーラーも実現すれば、このような
風景が道内で見られる事になるかも知れませんね。
※ちなみに、レ・メでは70ha 50メガワット。
孫さんの苫小牧東部でのメガソーラー建設予定の規模では
480ha 340メガワット。だそうです。(約7倍)
ただ、このレ・メ。
とてもユニークに色々考えられていて、
本当に共感できるエネルギーデザインとなっています。
1 丘の起伏をそのままにしている。
2 将来再び農地として利用できるように土台をコンクリートではなく
アルミの支柱を打ち込んで設置している。(アルミはリサイクル効率が高いですもんね)
3 パネルの発電効率が下がる事を想定して寿命を20年で設定している。
4 土地を提供した農家では、パネルの下の土地に放牧用の牧草を育てても良いとなっている。
これ全て、自然と共存する考え方ですよね。
更に!!!。作ったら終わりでは無く、その後の事もきちんと考えられている。
しか~も、寿命はいつか・・・・では無く明確に20年と設定している事。
ecoエネルギーと言われるソーラーパネルですが、
どうしても発電能力、発電効率の話ばかりが先走っていて、
将来のリサイクルの形、自然とパネルの共存方法なんて
きちんと説明を聞いた事が無い。
そこの部分にもの凄いエゴを感じていました。
(あくまで、私一個人の意見です。)
もちろん、発電の能力を最大限に引き出す事は、ecoに繋がると思います。
ただ、それは同時に最大限自然と共存していく事を前提とするべきだと思います。
その答えの1つとして。
しかも、原発大国フランスでの話ですからね~。
原発に対する考え方の岐路にたたされている日本でも、このようなエコデザインな考え方が
浸透すると良いですよね。