本が好き♪図書館ブログ

私立高等学校図書館からの
メッセージ&日常のあれこれ

映画 『グリーンブック』

2019-03-09 | 映画
第76回ゴールデン・グローブ賞で作品賞、助演男優賞、脚本賞と最多の3部門に輝き、
第91回アカデミー賞では作品賞、助演男優賞、脚本賞を受賞した
映画『グリーンブック』観てきました。
とても私好みの作品♪ 最近見た映画の中では一番良かったと思いました!

この映画は実話に基づいているそうです。(注:以下ネタバレありです)
1960年代を舞台に、黒人差別が色濃く残る南部での演奏ツアーに向かった天才黒人ジャズピアニストと、
彼に運転手兼用心棒として雇われたガサツなイタリア系アメリカ人のふたりのおじさんが主人公。
初めはどちらもお互いに相手を良く思っていませんが、「仕事」として一台の車でツアーに出発。
この旅に必要なものは黒人が利用できる施設を記した旅行ガイドブック「グリーンブック」
そういうものがあったとは知りませんでした。

人種も経歴も性格も好みも正反対の二人は、予想通り当初は衝突ばかり。
また、アメリカ南部での黒人差別のひどさにも驚きました。
一流ミュージシャンとしてVIP待遇で出迎えられる会場でさえ、
車はVIP専用駐車場に停められてもトイレや食堂は白人の場所を使わせてもらえない。
主人公のピアニストはコンサートではスタインウェイのピアノでしか演奏しないのですが、
映画後半、ボロボロのピアノでショパンのエチュードOP. 25 第11番「木枯らし」を
渾身の力と思いで弾く姿に胸が熱くなりました。

このピアニストはジュリアード音楽院初の黒人学生でクラシックを学んだそうですが、
クラシックピアニストとしての道はないとポピュラー&ジャズに変更します。
現在も黒人のクラシック演奏者は少ないように思います。
それには様々な要因があると思いますが、人種的な問題も多少はあるのではないでしょうか。

このように書くとシリアスで、難しい顔をして観なければならない映画のように思えますが、
シーンの随所にユーモアが挟み込まれ、彼らの人間性が笑いを交えて温かく描かれます。
そこがとても良く、心にじんわり優しい気持ちが沁みわたる良い映画でした。
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
« 樹木希林 著 『一切なりゆき ... | トップ | 8年 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿