本が好き♪図書館ブログ

私立高等学校図書館からの
メッセージ&日常のあれこれ

読書感想文教室

2019-08-06 | 本の紹介
今年も隣市の公民館で小学生対象の「読書感想文書き方教室」を担当しました。
今年で3年目、昨年に引き続き午前午後の2回講座として、それぞれ13名定員で募集したところ、
有難いことに定員を上回る応募があり、抽選で選ばれた4年生以上の26名が参加しました。
さらに、地元のケーブルテレビがこの講座の撮影に来てくれ(我が家のテレビでは番組が見られない♪ホッ)、
公民館館長さんが撮影してくれたのが冒頭画像、私は必死!子どもたち皆真剣に説明を聞いています。

事前に、参加する小学生が感想文を書くために選んだ本を教えてもらっていたので、
図書館や書店を利用してそのすべての本にざっと目を通し簡単に私自身の感想も書いておきました。
子どもたちに「書いてくること」を条件にしたら、やっぱり私も書いておかないと!
 
読んだ本26冊、書いておいた感想文12,000字、原稿用紙30枚分になりました。

この講座は、読む本を10日前までに選び(私が全員分の本を読み、書くための時間)、
当日までにある程度下書きしたものを持参して参加しなければなりません。
今までの2回もそうでしたが、小学4年生から6年生までの小学生たちはとても熱心で、
直すところがないほど良く書けている子もいましたし、1枚がやっとの子もいて様々です。
全体への説明の後、一人ずつ呼んで書いてきた感想文を読み、
アドバイスをしたり子どもたちの思いを更に聞いたりして、感想文を深めます。
他の人に話すことで自分の考えが明確になるようで、レクチャーが終わると猛烈に書き出す子もいます。

今日6つの小学校から集まった26名の児童たちは初めて会う私の話をしっかり聞いてくれ、
2時間の講座の後は「ありがとうございました!」「さようならー!」と明るい笑顔で元気に帰っていきます。
子どもたちの姿には未来とパワーを感じ、明るい気持ちにさせられました。

児童書とはいえ、私の心に強く残った2作品を紹介します。

『マンザナの風にのせて』 ロイス・セパバ-ン 若林千鶴 訳(文研出版)
1942年、米ワシントン州ベインブリッジ島、
日本と米国は戦争状態になり、この島に住む日系米国人も「強制立ち退き」を強いられる。
史実を背景に、物語は、この島からカリフォルニア州のマンザナ強制収容所に送られた
日系人一家の末娘・マナミと、祖父の愛犬トモを軸に家族と周りの人々との交流が描かれます。
 
『最後のオオカミ』 マイケル モーパーゴ 著 はらるい 訳(文研ブックランド)
歴史を背景としつつ、運命を共にする子オオカミと少年の、友情と冒険と別れの物語。
家族を引き裂く戦争の熱狂と悲劇、新世界に逃れる人々の自由への思いなど、歴史の一齣が鮮明に描かれています。

偶然にも2冊とも外国文学で、戦争がモチーフの一つとなっています。
折しも今日は、74年前に世界で初めて広島へ原爆が投下された日、このことも今日話題にしました。
この子どもたちの生きていく未来の日本が、平和で幸せに満ちたものでありますよう、
願わずにはいられません。
コメント (2)   この記事についてブログを書く
« 暑中お見舞い申し上げます | トップ | 東京會舘と美術館 »
最近の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
教室 (Kyon2)
2019-08-23 20:27:43
私もholyさんの教室!参加したかったです。
読書感想文というものが苦手だった私は、毎回適当なあらすじを書いて終わり…だったように記憶しています。
きっと分かり易くて楽しい教室だったんだろうなぁ。近かったらこっそり忍び込んだのになぁ。残念!(笑)
Kyon2さま (holy)
2019-08-24 22:08:31
「夏休みの宿題で読書感想文を書いてきなさい。」と子どもたちに言うだけで、
書き方を教えないのは教員の怠慢だと思っていました。
何を書いたら「感想文」なのか、を知るだけでずい分負担が減るように思います。
楽しい講座だと思ってくれたら嬉しいのですが…
Kyon2さんは小学生ではないので忍び込めませーん♪(笑)

コメントを投稿