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詩の朗読会

2016-10-22 | 本の紹介
お気に入りのカフェ「Chouette(シュエット)」で開催された詩の朗読会に友人と行ってきました。
山形県の「酒田詩の朗読会」による『吉野弘さんの詩をよむ 宝の日』の公演です。

このブログで何度も記事にしていますが、私は吉野弘さんの詩が大好きです。
そしてその詩の中でも有名な詩「奈々子に」のご本人とも、お知り合いになりました。
吉野さんは山形県酒田市出身、その地で活動されている朗読の会がこちらで公演してくれるなんて、
めったに出会えないチャンスです♪

残念ながら写真はNGだったので、入り口に置かれていたお花を。


夜の部に参加させてもらいましたが、予約の方だけで満員になったそうです。
朗読は会の代表の阿蘇孝子さん、その他に女性が1名、男性が1名です。
一人で朗読されたり、二人で交互に朗読されたり、一緒に朗読されたり、いろいろな手法があります。
教科書に載っている「夕焼け」「I was born.」、
私の好きな「虹の足」「奈々子に」「樹木」「生命は」「祝婚歌」を含む27編が朗読されました。
また、朗読の合間に吉野さんの詩に高田三郎氏が曲をつけた合唱組曲「心の四季」の何曲かを、
ギター・ハーモニカの演奏とともにボーカルの方が歌ってもくれました。
この組曲を合唱団で歌ったことがあるので、久しぶりに聞くことができ懐かしく嬉しかったです♪

そして、MCの方の語りからいろいろなエピソードも知りました。
2015年1月に東日本大震災で被災した岩手県大槌町の成人式で、
「酒田詩の朗読会」が代表作の1つ「生命(いのち)は」を朗読されたそうです。
新成人たちは身内や友人の誰かを亡くしており、この詩に共感し深い感動から涙を流していたそうです。
そしてこの様子がTVドキュメンタリー「クローズアップ現代」で報じられました。
ちょうどその頃、吉野弘さんの詩集がベストセラーになっており、
多くの人がこの番組を見、詩を読んでみようと思ったのでしょうね。

心が洗われるような良い会に参加でき、
外に出ると深まる秋の空気の冷たさを感じましたが、心は温かでした。



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