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祝!吉野彰氏ノーベル化学賞受賞

2019-10-10 | いろいろ
昨日、スウェーデン王立科学アカデミーは2019年のノーベル化学賞を、
リチウムイオン電池を開発した吉野彰旭化成名誉フェローに贈ると発表しました。
素晴らしいです!!
リチウムイオン電池は、スマホやデジカメ、タブレットやパソコン、そして電気自動車、宇宙開発と、
現在の私たちの生活に欠かせないとても便利なものです。
電源コードから解放され、コードレス・ポータブルの利便性を叶えたのは、
長寿命で軽量小型、何度でも使える電池の革命=リチウムイオン電池のおかげです!

記者会見やインタビュー、TV番組でお話されているお姿は、笑顔がいっぱいで、説明もわかりやすく、
とても素敵なお人柄のようにお見受けしました♪
大阪出身、京都大学卒、卒業後は企業技術者として開発に努めていらっしゃいました。

吉野氏は記者会見で
「リチウムイオン電池は、IT革命というとんでもない大きな変革とともに生まれ育ってきた。
電気自動車への応用は環境問題に一つの解決策を提供する」と語っていらっしゃいました。
「化学への興味を持つ原点」となったのは10歳ころ担任の先生から紹介された運命の本、

『ロウソクの科学』ファラデー:著 三石巌:翻訳(角川文庫)

2016年にノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典氏も科学者を志すきっかけになったとお話されていました。
角川以外にも、岩波文庫、講談社文庫、からも異なる翻訳者で出版されていますが、現在すべて売り切れ、
ネットオークションサイトやフリマサイトでは3倍の価格で販売されています!
本校図書館には他のファラデーの本はありますが、残念ながらこの本は入れていませんでした。

そして今夜、2年分のノーベル文学賞が発表され、昨年の賞はポーランドの作家オルガ・トカルチュクさん、
今年の賞はオーストリアの作家ペーター・ハントケ氏に授与すると発表されました。
 
長年期待されている村上春樹氏や、新たに名前の上がっていた多和田葉子さんの受賞はありませんでした。
多和田さんは93年には『犬婿入り』で芥川賞を受賞、
2018年に『献灯使』でアメリカで最も権威のある文学賞『全米図書賞翻訳部門』を受賞するなど、
今、世界的に知名度が高まっています!

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