本が好き♪図書館ブログ

私立高等学校図書館からの
メッセージ&日常のあれこれ

追悼 田辺聖子 氏

2019-06-10 | 本の紹介
今日の午後、ショッキングなニュースを耳にしました。
作家の田辺聖子さんが、6日、神戸市内の病院でお亡くなりになったそうです。
91歳でいらっしゃいました。

1964年「感傷旅行(センチメンタル・ジャーニイ)」で芥川賞を受賞され若手女流作家の寵児となり、
その後、女流文学賞、吉川英治文学賞、菊池寛賞、泉鏡花文学賞、読売文学賞、等数々の文学賞、
また、紫綬褒章、そして2008年には文化勲章も受賞されました。

田辺さんの作品は、
男女の哀歓や人生の妙味を描いた『ジョゼと虎と魚たち』『姥ざかり』などの小説や、
『女の長風呂』『孤独な夜のココア』『人生は、だまし だまし』などのユーモアあふれるエッセイ、
『ひねくれ一茶』『新源氏物語』『田辺聖子の小倉百人一首』など古典の翻訳や随筆など、
とても興味深く読め、楽しい作品が多いです。

私は、特に田辺さんの古典に関する作品が好きでした。
本校図書館に、2013年に出版され最後の書籍となった
『続 田辺聖子の古典まんだら 一葉、晶子、芙美子』(新潮社)があります。
この作品は2000年~2002年にかけて大阪で行われた
「古典まんだら」「古典の楽しみ」という連続講演を加筆・訂正したものだそうですが、
知っていればこの講演会にせめて1回でも出席し、生の田辺聖子さんのお話を伺いたかったです。
(いろいろな面で余裕のない時期だったので、この講演会のことさえ知らず・・・)

女性の作家として文学界の一時代を築いた方、
ありがとうございます、お疲れさまでしたと申し上げたいです。

謹んで哀悼の意を表し、ご冥福をお祈りいたします。
合掌
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