新型コロナウイルスの影響で1年延期された東京五輪の聖火リレーが、今日、福島県から始まりました。
思い返せば、オリンピックの東京開催が決まったのは東日本大震災の2年後の2013年、
「復興五輪」とも位置づけられていました。
あの頃は震災後10年も経てば復興すると思っていましたが、まだまだ道半ば、
加えて昨年からのコロナ禍で、果たして本当にオリンピックが開催できるのかまだわからない状態です。
今日の聖火リレーの様子を伝えるメディア映像を見ると、沿道は観客で密な状態・・・
緊急事態宣言終了前から「第4波か?」と思われる感染者増加状態で、
果たしてこの状況を押してまでも開催する意味があるのか、疑問に思います。
ただ、このオリンピック聖火トーチはデザインが発表された時から素敵だなぁと思っていました。
上から見ると桜の花びらの形というお洒落さ、ピンクゴールドの優しい輝きも良いです。
今日から5日間の七十二候は
【第十一候】 春分 次候 「桜始開(さくらはじめてひらく)」
桜の花が咲き始める頃。桜前線の北上を日本中が待ち望む、お花見の季節の到来です。
今はお花見の桜と言えばソメイヨシノ(染井吉野)がほとんどですが、
実は江戸末期から明治にかけて、染井村(現在の豊島区駒込)の植木職人によって作られた新しい品種です。
(小説『花咲か 江戸の植木職人』岩崎京子 著 石風社 で知りました。)
それ以前は、桜といえば山あいにほんのりと咲く山桜のことで、奈良吉野山が有名です。
オリンピックも桜も、心からは楽しめない春です。