今日も一期一会

「本が好き♪図書館ブログ」のタイトル変更
本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

「本が好き♪図書館ブログ」からタイトル変更

19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

1億5千万円のトイレ!

2019-04-18 | いろいろ
総工費約1億5千万円をかけたトイレが完成したそうです!

場所は京都市南区の東寺境内、今、東京国立博物館で展覧会「東寺」を開催中ですね。
50年以上前から使用されている前のトイレは、設備の劣化や和式便座への不満があったそうです。
新トイレは社寺建築を専門に手掛ける企業・宮大工が施工、木材には京都産のヒノキが使われ、
入母屋造の瓦ぶき、平安時代から伝わる釘を使わない伝統技法で建てられているそうです。
天井には格子戸があしらわれ、入り口には「平成東寺伝説絵巻」が描かれ、
五重塔の建築現場や真言宗の宗祖空海の逸話など、柔らかな色合いと表情豊かな絵物語まで楽しめるとか。
着工から1年3ヶ月で完成、
15日の竣工式では、僧侶がお経を読み上げ、厳かな雰囲気の中約80人の関係者が参加したそうです。

公衆トイレの話とは思えない豪華さ・素晴らしさ!
是非ぜひ、見に行ってみたいものです♪
ここはきっと東寺の新たな観光スポットになるでしょうね。

以前、娘と東寺を観光した時に意外なものを見つけました
池の端にあった柳に「小野道風ゆかりの柳」の掲示があったのです。
その絵は「柳と蛙」、そう、花札の絵として知られている小野道風の柳は東寺のものだったのです!
小野道風は和様書道の基礎を築いた書家として知られ、
藤原佐理と藤原行成と合わせて優美流麗な和風の筆跡で著名な「三蹟(跡)」と称されています。
(ちなみに唐風の力強い筆跡の「三筆」は嵯峨天皇、橘逸勢、空海)
でも、書の腕が上がらず落ち込んでいる時、柳に飛びつこうと諦めずに何度も繰り返す蛙の姿に励まされ、
「自分はまだ蛙ほどの努力をしていない」と目を覚まして書道に邁進したそうです。
「小野道風」 鈴木春信:画
 
京都在住の友人から届いた東寺の夜桜の写真、美しすぎます!!(掲載の許可頂いています)