先日、久しぶりに映画館へ行きました。
いろいろあって時間がなかったのと、どうしても見たいものがなかったので、久しぶり。
見たのは平山秀幸監督「エヴェレスト 神々の山嶺」公開から1か月もたっていますが、
岡田くんが主演ですからね、これは見ないと!
原作は、夢枕獏 著の小説『神々の山嶺』(かみがみのいただき)
1997年8月に集英社により上下巻が刊行され、第11回平成10年度柴田錬三郎賞受賞作品です。
孤高の天才クライマー羽生丈二(阿部寛ぴったり!)が前人未到のエベレスト南西壁冬期無酸素単独登頂に挑む姿を、
山岳カメラマンであり登山家でもある・深町誠(岡田くん♪)がカメラを通して追います。
ストーリーにジョージ・マロリーはエベレストに登頂成功したのか?という実際の登山界の謎を絡めています。
エピソードモデルとして、
孤高のクライマー・羽生丈二は1960年代後半に彗星のごとく現れた天才クライマー森田勝。
そして、羽生のライバルとなるクライマー・長谷渉(佐々木蔵之介)は、
日本人初のヨーロッパ三大北壁冬季単独を登攀した長谷川恒男です。
映画には、マロリーをはじめ実在のクライマーたちが見え隠れし、リアリティを感じさせます。
日本映画初となる標高5,200mのエヴェレストでのロケで迫力ある映像が映し出されていますが、
「映像化不可能」とされたこの映画は俳優さんやスタッフとってさぞかし過酷なものだったでしょう。
また、4月上旬にかけて撮影が行われた直後の4月25日にネパール地震が発生し、
エヴェレストでも大規模な雪崩が発生したそうです!
8,848mの世界最高峰、最難関ルート(垂直の壁!)、真冬、単独、無酸素、と
これ以上ない過酷さにどうして立ち向かえるのでしょう?
「なぜエヴェレストに登るのか?」と聞かれてマロリーが「そこに山があるからだ」と答えたことは有名です。
それに対し、羽生は「ここに俺がいるからだ。俺がいるから山に登るんだ!」と言い切ります。
私は、映像を見ている間じゅう
「あんなことはしたくない、あんなところへは行きたくない。」と思い続けていました。
ただ、山々の美しさは本当に神の地であるかのような神々しさでした!
エンディングには、ベートーヴェンの名曲「第九」をモチーフにした、
イル・ディーヴォの「喜びのシンフォニー」が流れます。
映画の壮大さ、山々の神々しさ、厳しさがよみがえります。
今日から1週間後の5月1日に、本庄市で初めてベートーヴェンの「第九」が歌われます。
以前、私が所属していたコーラスグループの仲間が立ち上げ、10か月の練習を経て、
ついに本番まであと1週間となりました!
私はステージにのりませんが、知人・友人・市長・仲間たち、200名近くが合唱します。
オーケストラもアマチュアですが、プロのソリスト4名が歌ってくださいます。
GWの一日、第九を聴きにいらっしゃいませんか?!
お待ちしております。
5月1日(日)13:30開場 14:00開演
本庄市民文化会館 入場料1,900円(全席自由)
指揮:三河正典 管楽器:深谷シティフィルハーモニー管弦楽団