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映画 「幸せのありか」

2015-05-06 | 映画
近隣の映画館で映画を観ました。

「幸せのありか」

2013年モントリオール世界映画祭でグランプリを受賞するなど世界各地の映画祭で高く評価された
ポーランド発のヒューマンドラマ。
日本では昨年末から、いくつかの映画館で公開されているようです。

もう題名から「本当の幸せとは何か?」を問う映画なのかな…と「感動の名作」を予想しそうですが、
それだけではない「人間の尊厳」のようなものまで感じました。

この映画は事実にもとづいて作られています。
主人公の男性は、脳性麻痺の障害を持って80年代のポーランドに生まれます。
医師は「植物と同じだ。」と言い放ち治療を放棄しますが、両親は大きな愛情を持って育て、
身体を自由に動かせず話すことも出来ないけど、家族の中で幸せな子ども時代を過ごします。
その後、父親が事故で亡くなり、母親も年老いて長年の看病で体を壊すと精神病院に入れられてしまいます。
彼は知的障害者だと思われていて、非人間的な扱いを受けますが、
身体は不自由でしたが、実は健康で聡明な頭脳を持っていたのです。
彼にとっての一番の不幸は、どうしたら彼を理解できるかという術を誰も知らなかったという事だったのです。

「言葉を持つ」ということが、これほどまでに人を人たらしめるものなのかと深く感じ入りました。
彼が一番初めに表現した言葉は「私は植物ではない。」
何十年もそう思い続けて生きてきたのかと思うと、長年理解されなかった彼の淋しさを感じました。
そして人は「言葉」によって、お互いを理解しているのだなと改めて思いました。
でも、彼を「心」で理解する人が家族以外にもいたことに救われました。

主人公を演じた役者さんが素晴らしかったです!
幼少期も、青年期も、まるで本当に障がいを持っている方が演じているようなのです。
きっとたくさん勉強されたのでしょうね。

楽しみにしていたGWが終わってしまいます。
ずっと天気も良くて「Good Weather」のGWでもあったそうです。
さあ明日から仕事、また頑張りましょう!
コメント (2)