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本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

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19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

マリー・アントワネット

2006-12-15 | いろいろ
先週末、ミュージカル「マリー・アントワネット」を帝国劇場で観てきました。
今年はマリー・アントワネット生誕250年でもあります。
(そう、モーツアルトと同い年、幼少の頃二人は会っているし!

主役のマリー・アントワネットは涼風真世さんでした。
だからといって、宝塚ではありません。
1部はアントワネットの豪華絢爛、我がまま放題の華やかさが、
2部は徐々に光を失っていく王室とアントワネットの苦しみが描かれ、
最後はご存知のとおりギロチン台に消えていきます。

脚本と歌詞はミヒャエル・クンツェ、音楽はシルヴェスター・リーヴァイという、
ウィーン・ミュージカルのコンビです。
しかし、原作は遠藤周作の「王妃マリー・アントワネット」なのです。
外国のミュージカルと思っていました。。。
原作には身分の違うもう一人のM・A、平民のマルグリット・アルノーが登場し、
王妃との違いを中心に描かれます。
しかし、最後には政治体制を変えるだけでは願っていた世界を作ることはできず、人々が考え方を変える必要があることに気づきます。
遠藤文学の底辺に一貫して流れる神の存在と人間愛が、二人のM・Aを結びつけるのです。

舞台がとても面白かったので、原作を読み始めました。
新潮文庫の『王妃マリー・アントワネット』上・下巻です。

1月にはソフィア・コッポラ監督、キルスティン・ダンスト主演によって、
映画「マリー・アントワネット」が公開されます。
これも、衣装・靴・セット等が大変豪華絢爛らしく、
とっても楽しみです