赤みを帯びた月

三日ほど前からpm2.5の影響で大気が濁っている。
今日も晴天で、日差しは強いのに空は白く霞んだまま。
風は吹いているのに一向に青空は現れない。

三日前の夕方、気付くと無風で、緑の変化も分かるくらいの近い山が白く霞んだ空に消えていた。
ムッと蒸し暑く、それまでため込んだ湿気を一気に蒸発させて、水分と一緒にチリや汚染物質も上昇させてしまったか結果だという。
pm2.5と言えば、大陸から流れて来る汚染物質だけかと思っていたが、日本も結構汚れているのだ。
加えて昨日からは大陸からもpm2.5がやってきている。
大気が汚れているような気がして気分が悪い。



昨日の満月も雲はほとんどないのに霞んでうっすら赤みがかかっていた。
写真では明るく写っているが、目視では明らかに大気汚染の影響が見えた。

梅雨が明けてから一気に暑さが増し、今日は猛暑日。
日が落ちても大気はむんむんと熱気をはらんだまま。
この暑さは台風が熱帯の大気を運んできているせいかもしれない。

クーラーの効いた部屋に閉じこもって、日曜日の礼拝以外は外出していなかったが、月初めなのでATMに行かなければならなくなった。
乗り込んだ車は、クーラーが効く前に目的地についた。
ATMはすいていたが、産直野菜売り場は人も多く、ササっと選んでササっと買って帰ってきた。

わが市も先月末から今月初めに二人のコロナ感染者を出した。
家族などに感染していればもう少し増えるだろう。
福岡市への通勤圏なので、いずれは感染者が出るだろうと思っていたが、感染予防はそれぞれが気を付けるしかない。

私より外出の多い父。
今日も月1回の通院に出かけようとして、「マスクは？」と声をかけると「ああ、忘れとった！」と宣う。
出掛ける時にマスクを忘れるのは常態化しているが、総合病院に行くのにマスクを忘れる父は高齢者の自覚がないのだろう。

全国的に感染が広がって、福岡市も東京に負けないくらいの感染率だ。
放送関係者も感染したと情報番組で発表があるが、TV朝日は多いなぁと思っていた。
ところが、NHK福岡のニュースで「6人目の感染者が出ました」と言っているのを聞いて、テレ朝だけじゃなかったのかと再認識。
そのニュースでは、直接番組にかかわる人ではないと言うが、会食をしていたとサラッと言う。
「え～散々『大人数での会食は控えて感染予防に努めましょう』と言っていたアナウンサーのどの口が言ってるの！」とTVに向かって悪態をつく私。追い打ちをかけるように「NHKでは今後も感染予防に努めてまいります」とすまして言うので、呆れて口が塞がらない。

お酒を出す店に、時間制限の自粛要請が出たりしている。
4月の自粛でギリギリ持ちこたえたが、今回は持ちこたえられるかどうかという声を拾って報道しているが、この人たちは秋冬の感染拡大を想像できないのだろうかと心配になる。
4月どころではない自粛要請に耐えられるように業態を変化させることができる人しか生き残れないのではないかと心配する。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

人の心配ばかりしているが、昨日は自分が大失敗をした。
りんご酢・増し味（みりん風調味料）・料理酒・らくらくっ酢（調味酢）は同じサイズのビンに入っている。
一度間違えたことがあるので、気を付けようと思っている。

昨日はきゅうりの塩もみにわかめとみょうがを刻んで酢の物を作った。
酢の物はらくらくっ酢だけで手軽に味付けをする。
昨日もボールに「らくらくっ酢」を回し入れて和え、つぎ分けた。

父も夫も息子も無言で黙々と食事をする。
私が酢の物を口に運ぶと味が薄い。混ぜ方が悪かったかなと思いながら食べ進むと、いくら何でも酸味もない。その上ちょっとお酒臭い。「しまった！らくらくっ酢と料理酒を間違えていれた！」と気づいたときにはほかのみんなは酢の物を食べ終えていた。
誰も文句を言わないのは、どう解釈していいか分からないが、私も間違えたことは黙っていることにした。
間違えたことは情けない。その上、1㎝のワインでも酔ってしまうほどお酒に弱い私は、和えたくらいのお酒でも何だか胃の辺りは不快だ。不快だが自分の仕業なのでどうしようもない。

私も自覚がないままにこんな風にボケていくのだろう。