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『図書館雑誌』(日本図書館協会)2006年7月号の「窓」に NTT データの豊田恭子さんが「みんなで作る図書館」という文章を書いている.
Web2.0 や folksonomy ということばを出し(これらの単語が『図書館雑誌』に載るのは初めてかも?),
「私は図書館サービスもまた、もっと利用者を巻き込みながら発展させていくべきだと考えている。 」
や,
「分類も、レファレンスも、情報発信サービスも、図書館員だけですべてをやろうとしなくていい、と言ったら専門性の否定に聞こえるだろうか。だが自分たちの縄張りを宣言し、利用者を参加させずにいて、図書館の発展はあるのだろうか。」
と述べている.まったく同感.
図書館というのは性悪説の立場に立ってると感じることが多い.あるいは利用者を指導しなくてはならないという教条的なスタンスとでも言ったらいいか.もっと利用者を信頼して,図書館のなかに取り込んでいくようなサービスをしなくてはいけないのではないのだろうか.
それに,図書館員に限らず,「専門性」というのは何らかの意味での
「囲い込み」によって確保するものではないと思う.そんなのは単なる「特権」にすぎない.
* * *
なお,フォークソノミー folksonomy という言葉は知っておくべき.タギング tagging もね.知らなかったら調べよう.