http://www.ndl.go.jp/jp/information/employ_result.html
平成18年度職員採用試験速報(平成18年8月1日現在)が公開されてますね.
これは別に NDL に限ったことじゃないんだけど,女性の倍率のほうが低いのが気になるんだよなあ…….
落ちた人間が言っても,負け犬が吠えてるようにしか聞こえないだろうけど.
* * *
不満の根拠をデータで説明したい.下図を見て欲しい(注:有効数字2桁).
1次試験は男性のほうが低倍率(合格しやすい)で,
2次試験は女性のほうが低倍率になっていることが分かる.
見事なもんだ.
#なお,計算してみれば分かるように,1次倍率と2次倍率の積も女性のほうがやや低い.I, II 種とも.
この現象の理由が,単純にペーパーの点数だけで決まる(1次試験.教養)か,
そうでないか(2次試験.面接+専門+英語),というのはうがった見方だろうか?
例えば(わたしの落ちた)II 種の2次試験に注目してみる.
ここでは男性は約5.2倍,女性は約2.8倍となっている.
なんとその比は約
1.8だ.
つまり女性のほうが2倍近く合格しやすいという結果になる.これはあんまりじゃないか?
女性が就職において冷遇されてきたのは事実なんだろうし,アファーマティヴ・アクションは我慢しよう.
それに一般に女性のほうが面接(というか対人コミュニケーション)が得意かもしれない.
けどさ……,なんか納得いかない.
国会図書館には成績開示を許可するか,あるいは合格最低点などの試験結果を公表して欲しい.
それもちゃんとペーパーと面接に分けてね.
だいたいさ,どこの採用試験だってどうせ合格/不合格通知を郵送するんだから,最初からいっしょに点数を書いてくれたっていいのに.
I 種: |
男性 |
女性 |
1次 |
85/50=1.7 |
57/25=2.3 |
2次 |
37/7=5.3 |
22/6=3.7 |
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II 種: |
男性 |
女性 |
1次 |
789/173=4.6 |
953/126=7.6 |
2次 |
124/24=5.2 |
101/36=2.8 |
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