脳内出血になっても、フツーのおばちゃんに戻りたい

35歳で脳内出血で倒れた「わたし」のリハビリ記録&その後

家庭訪問

2006-10-26 23:26:55 | リハビリ日記
京都から石川病院へ転院してきてから2ヶ月たった12月初め、A先生とM先生による家庭訪問がありました。
だいぶん杖なしで歩けるようになってきたので、年内をメドに退院にしようということになってきていました。
ただ、自分の中では
歩けても、足ひきずってるし、指先は思うように動かないし、退院しても何もできないんじゃないか
これが本音でした。実際、字を上手く書くことすらできないし、歩くのも普通の人の倍はかかるし・・・

一応、退院のメドが立ったということで、自宅へ帰った際のことを考えて、自宅の様子を見に来てくださったということです。
脳卒中はやはり年配の方に多い病気です。したがって、古い昔からつくりの家に住んでいる人が多いわけです。例えば、各部屋に移動するのに敷居があり、つまづく可能性がある。手すりがついていない。などなど。
不自由になった体で生活するにあたって、どの部分をどのように改修すればいいかというのを調べるための家庭訪問なわけです。

「バリアフリーの家って初めて見た・・・」
これがA先生とM先生の、我が家に対する感想でした。
我が家は新築3年目。バリアフリー仕様。
各部屋に段差はなく、つまづく可能性は少ない。
お風呂は広めの浅め。手すりが付いています。浴室暖房も付いているので(なんて贅沢な!)、冬の寒暖の差が大きいときでも、血圧の急上昇を抑えることが出来る。
階段にも手すり完備。
玄関の高さは約20センチと低め。靴を履く際には座って履くことができる。

唯一難点は、寝室が畳の部屋であること。つまりベッドではないということ。
そして、リビングも、ソファや椅子は置いていないということ。床にカーペットを敷き、低めのテーブルを使用。

M先生が一言。
「今のリハビリの進み具合なら、ベッドじゃなくても大丈夫。立ったり座ったりするときに、何かを支えにしてやればね。」

というわけで、我が家は改修の必要なし。
家を建てるときに随分お金がかかったけど、このときほどバリアフリー仕様にしといてよかったと思ったことはありません。
逆にいえば、体が不自由になるということは、自分の生活様式まで変えざるを得ない場合が多いということに今更ながら気づきました。

「明日から、もっと、自宅に帰ってからのことを想定したリハビリをやっていこうね」

先生にこう言われても不安はいっぱい・・・。
本当にこんな状態で退院して大丈夫なんだろうか?



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2 コメント

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はじめまして♪ (まるる)
2006-10-27 00:31:15
初めまして、まるると申します。こちらのブログに出会って、今日で二回目、お邪魔させてもらっております。

まだ、全部読めていませんが、また訪問させてもらおうと思っています。
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こんにちは (liberty-clover)
2006-10-27 07:27:09
こちらこそはじめまして。

私のブログを読んでいただき、感謝です。

いけてない文章のときもありますがまた遊びに来てくださいね。

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