脳内出血になっても、フツーのおばちゃんに戻りたい

35歳で脳内出血で倒れた「わたし」のリハビリ記録&その後

病院で司会・・・?

2006-10-28 21:16:13 | リハビリ日記
クリスマス会の貼り紙は発見して数日後、看護婦さんが私の病室へやってきて
「クリスマス会の司会をやってほしいんだけど・・・OK?」
???!!!  私が?
「演奏会とか結婚式の司会やってたんででょ。だから、お願い。そんなに難しく考えなくてもいいから。」
迷った挙句
「いいですよ。これもリハビリだと思ってやらせてもらいます。」
言語聴覚士のT先生に言うと
「ええこっちゃ、ええこっちゃ。
 上手く呂律がまわらない言葉は別の言葉に置き換えればいいし、
 ゆっくり話せばちゃんと伝わるから。」

どうも性格的に手を抜くことができない私。
何日も前から、回復期病棟の6階にある談話室で、滑舌の練習。
あめんぼあかいな、っていうやつです。例の。
で、続いてT先生がピックアップしてくれた新聞のニュースの朗読。
こりゃあまるでアナウンススクールの時の訓練です、まるで。

ついに当日。
司会といっても、会の始まりの言葉、ゲームのルール説明、歌の紹介などなど。
& 一番のイベントは、患者さんたちによるハンドベルの演奏でした。
あまり身動きができない患者さんを中心にした”ハンドベル隊”です。
一人1つずつ違う音のベルを持ち、看護婦さんの合図に合わせて演奏する。
ドレミの歌
指揮をする看護婦さんはりゃあ大変です。
ドの音の時にはドのベルを持った患者さんに合図。
ミの音のときはミのベルを持った患者さんに合図。
それが1曲続くわけですから、あっち向いたりこっち向いたり。
でも楽しかったですよ~。
クリスマス会の2週間くらい前から、リハビリの合間をぬってナースステーションの前でみんなで練習。

おかげで、見に来ていた患者さんの家族からも拍手喝さいでした。

SMAPの世界にひとつだけの花を全員で合唱しました。
いい歌ですよね。
この曲を聴くと、この時のクリスマス会の風景を想い出しちゃいます。

会のあとは、みんなでティータイム。
といっても、カロリー控えめの、豆乳プリンとコーヒー or 紅茶。

私の司会復帰第1弾は、病院のクリスマス会でした。
私に司会をさせてくれた看護婦さんの粋なはからいに感謝です。
少し自信が持てたような気がしました。

ただ1つ気になったこと。
高い声が出なくなったこと。
息が続かなくなったこと。

T先生に相談してみよう・・・


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