脳内出血になっても、フツーのおばちゃんに戻りたい

35歳で脳内出血で倒れた「わたし」のリハビリ記録&その後

西城秀樹さんの本

2006-10-29 22:21:42 | リハビリ日記
芸能人で、脳梗塞や脳内出血になった人は結構います。
最近では、ミスチルの桜井さん、長嶋監督、西城秀樹さんなどなど。

入院中に、妹が図書館で西城秀樹さんの「あきらめない」という本を借りてきてくれました。
私は何かに取り付かれたかのように1日で読み終わりました。
私の記憶に強く残っていることを書かせてもらいます。

西城秀樹さんは脳梗塞を発症しました。
入院から約1ヶ月で退院され、退院の際には大勢の、アスコミが会見にやってきました。
その会見で、西城さんはあまり話しませんでした。マスコミは脳梗塞で入院し、そして早くも退院、その感激のあまり言葉につまって、あまり話をしなかったと報道しました。
事実は違いました。
あの退院の記者会見のとき、西城さんは話さなかったのではなく話せなかったのです。
脳梗塞による、いわゆる言語の障害です。上手くろれつがまわらなかったのです。
だから話せなかったのです。
その後、西城さんは大変なリハビリをされたようです。
歌手という職業柄、言葉の障害は致命傷です。
退院直後は、ドレミの音程を取ることもできず、本当にドレミの音階を歌うことからリハビリをされたようです。

私ももしかしてコレ? と思いつつ、T先生に質問をぶつける。
「そう、いわゆる構音障害(こうおんしょうがい)っていうやつ。人によって症状は違うけれど、ろれつがまわらない、音程がとれない、息が続かないなどなど。高い音が出せなくなるっていうのもそうかな。」
という回答。
つまり、読んで字のごとく、構える(つまり作るということ)部分の障害ということ。

T先生いわく、
「入院したての頃と比べたら、すごく早くしゃべれるようになってるよ。自分ではあまり気づかないかもしれんけど。話すことがリハビリ。」

そういえば、看護婦さんにも同じようなことを言われた・・・。

あとは日々訓練。
息が続かないのも、呼吸法の訓練で少しずつよくなっていくとのこと。

FIGHT



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