脳内出血になっても、フツーのおばちゃんに戻りたい

35歳で脳内出血で倒れた「わたし」のリハビリ記録&その後

連携プレー

2006-10-27 18:01:18 | リハビリ日記
12月に入り、世間はすっかりクリスマスムード。
でも、病院の中に居る私にはそんなこと関係な~い、と思っていたら、
A先生が
「クリスマスカード書いてみる?」

私には息子がいます。当時4歳。
私は9時から夕方5時半まで、ほぼフルタイムで働いていたので、保育園に通っていました。
私の初めての外出は、息子の保育園のクリスマス会を見に行ったことでした。
ただ、帰ってきてから少し落ち込んでしまったのです。
なぜなら、今年のクリスマスは何もしてやれないんだなあと。
その矢先のA先生の一言でした。

「今度神戸に行くから、そのときにかわいいカードを買ってきてあげるよ。だから旦那さんと息子さんに右手で書いてあげなよ。ね。」
とA先生。

M先生にそのことを話すと、
「じゃあ、一緒に右手で字を書く練習しようか。」
というわけで、小学生が使うような大きなマス目の印刷してある紙に、
まず自分の名前から。そして住所。毎日少しずつ練習しました。

A先生が買って来てくれたのは、カードを開くとサンタさんが飛び出すようになっている素敵なものでした。

そして、カードに、右手で
メリークリスマス
リハビリがんばります
これは右手で書きました
と、すごく大きな字で書きました。

次の日、A先生が
「今日のリハビリは郵便局へ歩いて行って、そのカードを出しましょう」と。
郵便局は病院から300mくらいのところにありました。
普通の人なら歩いて5分。
私はA先生と一緒に、杖なしで、何度も休憩しながら20分近くかけて郵便局に到着しました。
左手でカードの入った封筒を持っているので財布は持てません。
ポケットの中に千円札を入れて持っていっていました。それを出し、窓口でドラえもんの絵の切手を買い、着日の指定をして投函しました。
そしてまた20分近くかけて病院まで戻ったのです。

見事、手と足の両方のリハビリ。

あ~、づがれだ~、という感じ。
往復たった600mほどの距離なのに・・・

退院しても、ホントに大丈夫なんだろうか・・・?

時を同じくして、今度は
クリスマス会 12月23日
6階 談話室にて
歌・ゲームなど、楽しいイベントあり
と貼り紙。
あっ、また看護婦さんたちが考えてくれたんだ。
楽しみだなあ。

私、こう思ってる時点で、クリスマスにはまだ病院にいるつもり・・・


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