脳内出血になっても、フツーのおばちゃんに戻りたい

35歳で脳内出血で倒れた「わたし」のリハビリ記録&その後

小さくても命

2008-02-07 23:00:59 | 生命(いのち)

「フギャーーーーッ

「ピィーーーーーッ


今朝、息子を登校班の集合場所まで送っていったときのこと。
何事かと思うくらいの音と声。

見ると・・・

2匹の猫が、小鳥に今にも襲い掛かろうと・・・
というより、どうやら襲い掛かられたようで、道の端っこで動かない状態。

「死んでる?」
「いや、ちょっとだけ動いてる」

私たち人間が近くにいるのにも関わらず、猫はまだ小鳥に飛び掛ろうと睨みをきかしています。

息子が「シャーッ!!」と猫を脅かすと、どこかへ逃げていきました。

私が、その小鳥を手にのせてやろうと手を出しても、恐怖に震えていて羽をばたつかせながら逃げるばかり。
ようやく捕まえて見ると、左足から血が出て、羽がだいぶんむしられている状態でした。しかし、体そのものからは出血は無く、元気な様子でした。

子供たちも心配そうに私の手の中の鳥を見ています。

「お母さん、ちゃんとお世話したってよ」
息子はそう言って登校していきました。


さて、どうしたものか。


毎朝聴いている地元のBANBANラジオにSOSのメッセージ出し、視聴者の皆さんにアドバイスを求めました。お蔭様で、ある動物病院で診てもらえるという情報をいただき、早速連れて行ってきました。


「あ~、もずやなぁ。どれ、足は力入ってるか。大丈夫そうやナ」
と、野鳥だというのに診てくださいました。

結局、足はどこかでぶつけて出血していたんだろうとのこと。
幸い、骨折はしていないので、特に治療は必要なし。
でも、羽がだいぶん抜けているので、これが生えそろわないと飛べないだろうということ。

その後、事情をいろいろと聞かれ、
「では、県のほうに報告しておきますね。費用は県から出してもらえますから。」

どうやら、傷ついた野鳥を保護した場合、こういう措置があるらしい。

もずちゃんは病院に預かってもらい、羽が生え揃って元気になったら放鳥してもらえるとのこと。

一安心です。


しかしながら、私は小さい頃から鳥を飼っていて、たまに怪我をしたスズメを家につれて帰ってきたりしていて、鳥に触れることは平気だけれど、もし、私じゃなく、別の人が見つけていたらどうなっていただろう、ふとそう思う1日でした。