脳内出血になっても、フツーのおばちゃんに戻りたい

35歳で脳内出血で倒れた「わたし」のリハビリ記録&その後

「生きる」

2007-04-18 21:47:19 | TV・本
確か、小学校4年か5年のときの国語の教科書だったと思います。
強烈に印象に残っている詩があります。

谷川俊太郎さん「生きる」という詩。

小学生ながらに、命があって生きてるということはこういうことなんだって、本当に幼いながらに感動をしました。
自分が小学生のときにそう思ったこと自体、今思うとすごいことだけれど、その詩を、そういうふうに感じることができるように授業をして下さった先生も素敵だったんだろうと思います。

当然、当時の教科書など保管しているわけも無く、「谷川俊太郎」という名前と「生きる」というタイトルを手がかりに、いろんな詩集を探しました。

やっと見つけたのがコレ。
「うつむく青年」という詩集。
これに「生きる」という詩が載っています。


少し抜粋を・・・



生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木もれ陽がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみをすること
あなたと手をつなぐこと

    ・
    ・
    ・

生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ

    ・
    ・
    ・
生きているということ
いま生きているということ
鳥ははばたくということ
かたつむいははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ



つらくてつらくて、何もかも投げ出しそうになったとき
よくこの詩のことを思い出しました。
生きていることは本当に素敵なことだって。


谷川俊太郎さんの詩は大好きで、じつは司会のときの発声練習及び滑舌の訓練に使っています。

またいつか紹介しますね。
 

じつは明日、西宮の兵庫県立芸術文化センターで、谷川俊太郎さんの詩の朗読等と、息子さんのピアノなどを交えたコンサートがあるそうで、時間があれば是非行ってみたかったのですが、なにぶん仕事は休めませんので・・・残念。