脳内出血になっても、フツーのおばちゃんに戻りたい

35歳で脳内出血で倒れた「わたし」のリハビリ記録&その後

やったろうやん!

2006-09-28 14:10:52 | リハビリ日記
10/4 転院の日は朝から雨でした。病室を後にするとき、ずっと担当だった看護士さんや介護士さんが「あせらずに、ゆっくり頑張ってね。あなたは若いから、きっとよくなる。大丈夫よ。」と。
私の頭の中では、「若いからって何が大丈夫なんだ???」という気持ちと、約2週間だったけれど、本当にお世話になりましたという感謝の気持ちと、早く地元へ帰りたいという気持ちが入り混じり、とーっても複雑な心境でした。

雨だったので、病院の玄関先まで父が車を横付けしてくれました。父の車は、日産セレナで背が高く、乗るのにひと苦労。お尻を先に移動させ、そして足をあとからよっこらしょと手で持ち上げる。

2週間ぶりの外の景色でした。入院してからずっとベッドとリハビリルームの往復だったので・・・。外はもう肌寒い季節になってました。入院した日は暑くて、半そで着てたのにねえ、なんて考えながら、名神高速・阪神高速へ。阪神高速神戸線の京橋PAでお昼を食べ、午後1時頃、石川病院へ到着。看護士さんが車椅子を持って迎えに来てくれました。血液検査など、いくつかの検査をしてから病室へと向かいました。
部屋は個室。南向きの日当たりのいい部屋でした。
両親は、少しでも早く転院できるように、個室でもいいから空いた時点で転院させて下さいとお願いしていたようです。で、10/4に退院予定の人がいたので、転院はその日になったというわけです。そして、後日、大部屋(6人部屋)が空いたらそちらへ移るということになっていました。入院費だけでもかかるのに、その上個室なんてぇぇぇ! ごめんなさぁ~い!

そして、看護主任さんともう一人看護士さんが部屋にやって来ました。少し問診をするとのこと。
名前やら住所やら年齢やら・・・そんなん言えて当たり前やん、と思うことも聞かれましたが、これは言葉も含めて、どの程度の症状かを見るためだったようです。
そして、もう一人の看護婦さんが「何か困ったことないですか?」と聞いて下さったので即座に「髪の毛を洗ってほしいんです」とお願いしました。
京都の病院では、お風呂の曜日が病棟ごとに決まっていて、私の場合、部屋を転々としたため、一般病室のときに1度あらってもらったきり、1週間ぐらい洗ってもらってませんでした。
で、洗髪の準備をしているところへ主治医の先生登場。簡単に挨拶をしたあと、私に「右手で握手してごらん」そう言って自分の右手を差し出しました。私は・・・握り返すことができませんでした。指が曲がらない! ピクリともしない!
主治医の先生が両親と話しているのが聞こえてきました。
「どうでしょうか」 「おそらく左手だけの生活になるでしょうね。右手はもう無理でしょう。」
ぬゎ~にぃ~!!! なんで今そんなことが分かるねん!!
そこまで言うならやったろうやん!! 右手を動かしてみせるでぇ~。見ときやぁ。と、気が強い(?)私は思ったのでした。