御霊を受けたとき

 「わたしには、あなたがたに話すことがまだたくさんありますが、今あなたがたはそれに耐える力がありません。
 しかし、その方、すなわち真理の御霊が来ると、あなたがたをすべての真理に導き入れます。御霊は自分から語るのではなく、聞くままを話し、また、やがて起ころうとしていることをあなたがたに示すからです。
 御霊はわたしの栄光を現わします。わたしのものを受けて、あなたがたに知らせるからです。」(ヨハネ16:12-14)

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 十字架に架かる前のイエスが、様々なことがらをお話になる。
 まだイエスは「栄光」を受けていないので、この時点で弟子たちに「真理の御霊」が来るということはない。だから、当然に「耐える力がありません」。

 こののちイエスは十字架に架かって死に復活して栄光をお受けになったので、その後は、ただ恵みによって「真理の御霊が来る」こととなる。
 律法等、人間の努力やその結果に応じて恵まれるのではない。
 ただ恵みによってのみ、恵まれる。

 この御霊はイエスと私たちとを結びつけ、「わたしのものを受けて、あなたがたに知らせ」てくださる。
 だから、この御霊を受けたときに、私たちはイエスと出会う。
 そして、以前は私たちに理解する能力がなかったイエスのお話、すなわち真理をすんなりと受け入れることができるようになるのである。

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