互いに愛し合う

 「互いに愛し合うべきであるということは、あなたがたが初めから聞いている教えです。」(1ヨハネ3:11)

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 この教えは、イエスの教え。

 「愛」という言葉は、非常に物わかりが悪い。
 物わかりが悪すぎて独り歩きしてしまい、あらゆるところで明らかな誤用が見られる。
 ヒルティは、「愛というのは、人をあざむきがちな、あるいは少なくともしばしば実行しがたい言葉である。」と書いているが、私もそう思う。

 ヒルティは続いて「人間に対しては同情が、神に対しては信頼と感謝が正しい感情である。」と筆を進めるのだが、「同情」というのはよく分からない。
(以上の引用は、「眠られぬ夜のため・1」、1月30日の項より。)

 「互いに愛し合」いなさいというのは、互いに信用する、信じ合うというということではないだろうかと、ふと思う。

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